SEVENTH HEAVEN
すうさん.
Code _
物語を始めよう。
それは『人生』
個人に与えられた唯一無二の物語。
他人にとっては過ぎ行くものでも、
その内容は自身の速度で、
自身の感情を持って、
自身の選ぶ道程(みちのり)を書き記していく。
――それは人の死を見取る者たちの物語。
人が死ぬ時、彼らは今際(いまわ)の際(きわ)に赴(おもむ)き、その最期に立ち会う。
彼らは死に纏(まつ)わる七人の使者。
『運命』がその者の終わりを定め、
『終末』が最期の息を引き取る。
『死神』は身体から魂を切り離し、
『天使』が魂を天に運ぶ。
『書記』は故人の最期を書き綴(と)じて、
『忘却』が思い出と悲しみを掃(は)き捨て、
『歴史』はただひたすらにそれを観ている。
我らは死に集(たか)る者。
終わりを運び、終止符を打ち、永遠に綴じる者達。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます