第7話  母になる



我慢の毎日を送った結果4人の娘達の母になった。

「女ばっかり4人も?」

「何で!」

「頑張ったねー」

 等等他人の見解も色々だ。

その疑問にお答えするなら 

 ただ一つ 

男の子が欲しかったから。

今度こそはと産み続けた結果というわけ。

 私は男の子とか、女の子なんてどちらでもよかったのだが、旦那も義母も後継ぎが欲しかったようだ。

 まるで一昔前みたいでしょ。

「家を継ぐのは男の子」なんて。

 そもそも家を継ぐなんて考えてもくれないんじゃないかな。

儚い夢・・・

 現実の世界は 全てが諦めなんだよね。

それがわかる日がこの人達にも訪れるでしょう。とは言ってもこれ以上男の子と出会うまで産み続ける気はない。

 という事で二人の夢は儚く散ったことになる。

わたしは4人の可愛い娘達がいればいい。

母は強くなれるよ!

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