私という生き方。。。
まき
第1話 覚えていることは日によりけり
私は、日々の記憶が続かない、いわゆる多重人格障害(病名:解離障害)だ。
日々の記憶がつながらないなんて、生きづらいに違いないと思うだろう。
その通りである。メモを頼りに、仕事をし、周りとの会話で日々を知る。
寝て、目覚めたらリセットの日々。気持ちのいいように見えるかもしれない。
だが、私はやりがいもくそもない日々を送っている。
なんて言ってしまったら、自分が、価値のない人間のように思えて悔しい。
何がどのようにしてこうなったのか。。。知るのは私の中の誰か(誰が、何人いるのかはまだ不透明な部分が多いが)。ただ、治療していく中で、記憶が一時的に戻ることがある。記憶の復活。いい事のように思えるが、これが、実は一番つらい。
思い出したことをここに残していくことで、私という生き方を知りたいと思った。
日々、様々な出来事が起こっていく中で、取り残されている感を感じながら、おそらく毎日、死にたいと感じているのは、私だけだろうか。。。
つらい人生でなければいいが、おそらく今、こうして幸せを感じながら生きていられるのは、誰かが私の代わりに記憶を持ってくれているからに違いない。少しずつ思い出す、「記憶」には、とても耐えがたいものもあり、思い出していいもかどうかさえ悩む。まぁ、しょせん悩んだところで、私に支配できるものではないのだが、、、
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