第12話 知りたい。

「お風呂入ってくるねー」

「おー」


 じゃんけんで風呂は悠亜が先に入ることになったので俺は彼女の部屋にあったFPSゲームをしていた。

 ちなみに悠亜に許可は得ているので特に問題ない。


 バキュンっ!

 ガガガガっ!

『ダウンっ』

「くそー負けたーー」

 俺はコントローラーを床に置いて天井を見上げた。

 結構FPSゲームの腕には自信があったんだけどなー。

 まさか悠亜が俺よりランキング上とはな。

 やっていいか聞いた時に悠亜はランキングマッチはしないでねと言っていたのでまさかとは思ったが、俺より100もランキングが上だとは思わなかった。

 俺は123位で悠亜は23位。

 小学校から一緒なのに全然知らなかったな、悠亜がFPSゲーム得意だったなんて。

 ちょっとプレイしているとこ見てみたいかも。

 悠亜がどんな風にFPSゲームをしているか、どんなプレイしているかも気になるし。

 


 俺は悠亜のことも海斗や春たちのことも全然知らないかもしれない。

 悠亜と海斗は小学校からの仲だけど知らないこと多いし、中学校からの仲の春、美来のこと知らないことは多い。

 あいつらのことをもっと知りたい。

 あいつらとずっといるために、俺は知りたい。

 大切な仲間だからこそ知って知られて、ずっと仲良くしたいな。

 

 互いに強みも弱みも知って支え合っていきたいと思うのは傲慢だろうか。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る