昭和95年文月26日 高梨洋梨の日

 青山での会議の3日目を迎える。

 皇帝高津は、北海道公国産の高い梨を会議の参加者に振る舞う。

 高津の見積もりでは、このような高い梨が出れば、原総理は食べずに遠慮するそう見越していたが、そうはいかずサクラを使い大行列、ムシャラムシャラと高い梨を食べ尽くす。

 これでは高い梨ではなくもはや洋梨である。

 このサクラ戦術後方にはもはや知らぬ守護が並んでいた。

 とにもかくにも長年に渡る領土問題はまた先送りとなった。

 しばしの休息のち、情報が入るティガ関西帝国が東京まで迫っていた。

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