第12話 交換
むかし、むかし、ある所に正直者ですが、運の悪い男が住んでいました。
朝から晩まで、働けど働けど、貧乏でいいことがありませんでした。
ある日、男は、最後の手段として、飲まず食わずで、観音さまにお祈りしました。
すると、夕方暗くなった時、観音さんが目の前に現われ、こう言いました。
「あなたは、このお寺を出るとき、転がって何かをつかみます。それを持って西に行きなさい。」
確かに、男は、お寺を出ようとしたとき、転がって、何かをつかみました。
それは、一本のわらでした。
男
「この話知ってるよ!このわらで最終的に大金持ちになるってやつか!」
男はわらを大事に抱えて西の町へと向かいました
するととある商人がなにやら困ってます
男
「どうされましたか?」
商人
「いや~私の馬がね お腹を空かせてしまって・・・」
「ん?そのわら・・・」
男
「良かったらこのわらお譲りしましょうか?」
商人
「うわ~助かります!ありがとう」
商人はそのわらを馬に与えました
そして礼を述べるとそのまま行ってしまった
男
「・・・交換は?・・・」
夜美神威のNEO日本昔話 @yamikamui
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。夜美神威のNEO日本昔話の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます