第32話 一年間禁止
Q 38歳 男性 総合職
私は、SNSで「あなたにとって1年間禁止になると辛いものは何?」という質問を受けました。本音で言うと、毎日プリンを食べているので、プリンが食べられなくなることなのですが、面白くないですよね。スマホやSNSは完全に依存症になっており、これらも止めることは不可能です。仕事もテレワークが多く、人と会う機会が激減し、最近は孤独を感じています。本当にスマホやSNSがライフラインとなっています。この孤独感はいつまで続くのでしょうか。学校や職場に来なくなった人がいると、周囲は、あの人は大丈夫かと心配しますよね。でも、テレワークは基本的に自宅です。ベットの中かもしれません。病んだとしても、誰にも気付かれません。怖い時代に突入していると思います。この不安感はどうしたら解消できますか。
A 皆で集まらないことが普通になり、小さな壁の中に押し込まれ、牢獄で暮らすような感覚に苛まれている人たちが急増しています。頑張って大学に入学したのに、オンライン講義ばかりでうんざりする。自宅でゴロゴロしながら講義を受けても、何も面白くない。大学の講義室で、教授のつまらない話を居眠りするところに、大学のよさがあったと皆気付いているのではないでしょうか。仕事だって、テレワークで皆の顔を並べて議論する感覚はどうも馴染めない。要は、空気感の共有ができないことへのストレスが半端ないのです。
人にとって1年間禁止になると辛いものは、空気の共有なのかもしれませんね。
人間関係にはいろいろな空気や間が発生します。空気を読めだの、間が悪いだの言いますよね。それだけ、空気を楽しむ大切にする感覚があるのです。公園でゴロゴロしているおじさんと話しましょう。コンビニの店員さんと話しましょう。身近にあなたとの空気感を楽しんでくれる人が必ずいますから。
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