第31話 続・#教師のバトンについて
Q 18歳 女性 学生
ですが、私の先輩の話によると、学生時代にやっていたバイトよりもブラックで働きにくいと嘆いていました。20年前から教師志願倍率が激減しているのは、職場環境が一般社会と大きく乖離しているからではないでしょうか。フランスなどのヨーロッパ、アメリカなどの欧米の教師は部活を持たなかったり、退勤時間も早いと聞きます。日本の若くて優秀な人は、割に合わない教育現場を避けているような気がします。そういう意味でも、ブラックではない理由はないように感じますがどうなんでしょう。
A
教師志願者の激減、一般社会との職場環境の乖離は否定できませんね。ただ、欧米の教師事情や待遇については、気を付けて考えないといけません。部活をもちません、早く帰ります、自分の授業だけで、生徒指導も心理カウンセラーの仕事です。一見聞こえがよく、合理的なように見えますが、その分、給料は日本よりかなり低く設定されています。教師だけでは生活できず、バイトをしている教師も多くいます。#教師のバトンを促している文部科学省の今後の動きとして、日本も欧米のような教師待遇にシフトチェンジしていくような気がします。そのための布石を#教師のバトンで打っているような気がしてなりません。
「だって、若い先生たちが、不平不満を言うのだから、体制を大きく変えますよ。働きやすい環境をつくります。労働時間を減らす分、給料やそれにまつわる手立ても無くします。以上・・。」そんなこと、言い出すんじゃないかと思います。
ただでさえ、教師は給料が少ないとぼやく人が後を絶ちませんが、バイトを掛け持ちする教師になりたいと思いますか?
続く
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