第15話「本も読めないなんて」

「ええええ?!」

「紙とインクの匂いで、気持ち悪くなっちゃうの。あたまが重たくなって、ぼーっとしちゃって、なんだか文字が読めなくなっちゃって・・

だから、教科書も、みんなと同じの使えないんだ」


ふーくんは みーやちゃんが言っていることが よくわかりません


「あのね・・ふーくんが近くにいると、息が吸えないから・・

だから・・もう・・ふーくんと一緒にあそべない・・」


みーやちゃんは、なんだか苦しそうに息をしています

「大丈夫?みーやちゃん・・」

ふーくんが、みーやちゃんの背中をなでなでしようと近づくと・・

「あっち行って!!」


ふーくんはびっくりしました

どうしていいかわかりません

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