第14話「ぼくの匂いは平気でしょ?」
「匂いが・・ダメなの・・」
「ぼくの匂いなら平気でしょ?
クンクンしたら元気になるよー!ほらー!」
「・・あのね・・ふーくん・・わたし、ふーくんの匂いでも、あたま痛くなっちゃうんだ・・」
「え?いい匂いって言ってたじゃん?」
「ふーくんの匂い、大好きだよ。でも、もうダメになっちゃったの・・」
みーやちゃんは、下を向いて悲しそうに言いました
「えええー?なんでぇええー?!」
「えっとね、いい匂いだったんだけど、体に悪いものなんだって。たくさん吸うと、体が もうやだーってなっちゃって、それで、具合が悪くなっちゃうんだって・・」
「え?じゃあ、もう、一緒に図書室行けないの?」
「うん・・」
「じゃあ、特別室で一緒に読もうよ!
ぼく、みーやちゃんが好きな本、借りてくるよ!」
「ふーくん・・あのね・・わたし、本も読めなくなっちゃったの」
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