第28話「無香料でもダメなのぉ?!」

「ふーくん・・あたま・・痛くなってきたよぉ・・近くに来ないで・・」

「ごめん!」

ふーくんはあわてて教室の外に出て、ドアを閉めました


二人は ドアごしに話し始めました

ドアの向こうにまで ちゃんときこえるように 大きな声で言います

「ねぇ!匂いのないやつにしたのに、なんでダメなのぉーー?!?!?!」

「えっとねぇ!お医者さんが言ってたんだけどぉ!!

匂いがなくても、"つよい化学物質"のやつじゃ、ダメなんだってぇー!」

「つよい化学物質ー?!?!」

「うん!カラダにシゲキがつよい合成の洗剤とか!あと、つよくて"分解"されないやつ!」

「ぶんかい????」

「うん!なかなか消えない、って意味だよ!」

「なかなか倒せないラスボスか!!」

「うん!あとねー!"マイクロカプセル香料"っていうやつがね!!匂いがずーーーっっと続くように作ってあるんだって!!だから、何回も洗濯しても、消えないのーー!!!」

「そいつ、どうやって倒せばいいの?!いっぱい洗濯すればいいのー?!」

「いーーーーーっぱいしても、取れないよぉー!」

「じゃーどーすればいーのーーー?!?!」

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