第27話「これなら、どう?!」

次の日の、お昼休み・・

ふーくんは今日も、みーやちゃんがいる特別室に行きました


・・ひとりじゃないよ、って、言いたくて・・


「みーやちゃん!」

みーやちゃんは 少しだけ教室のドアを開けて、ふーくんを見ます

みーやちゃんの目が赤い・・また泣いていたのかな?とふーくんは思いました


「みーやちゃん!どう?!これなら平気?!」

ふーくんは自信たっぷりに、自分の着ているパーカーをつまんで言いましたが・・

「何がぁ?」

ふーくんは思わずズッコケました

「ぼくの服の匂いのことだよ!!」

「え?うーん・・ぜんぜん変わってないけど・・?」

「えええーー!?昨日、おねーちゃんに無香料のやつにしてもらったのに!?」

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