第2話①『絶望的な日常』とは、『色の無い世界』

「また自殺者が出ました!名前は紺野 太一(こんの たいち)さん26歳──」

彼は飛び降り自殺をし、1人で死んでいった。


《1人で死ねるって、すごい勇気だよね!うらやましい!!!》

《私、絶対マネできないよ!!!》

《誰か一緒に死んでくれる人、募集中~》

аоиでは、まだ1人では死ねない人達が集まって話し合っていた。


「くだらない」

аоиの管理者である要は、そう言ってまたため息をついた。

「──そろそろバイトの時間か」

そう言って、夜のコンビニのバイトへ行く準備を始めた。


15分ほどして家を出、コンビニへ向かった。

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