第117話『猛炎 2』

 カフェに来ている粉雪の3人。


舞央「モンブラン可愛い~!」


彩乃「可愛いですね、ハロウィン仕様!」


唯「見てください、このオバケ。クッキーの形してます。」


彩乃「……」


舞央「……」


唯「……このクッキー、オバケの形してます……。」


彩乃「あはははは」


舞央「可愛いなぁ~、もう!」


唯「……」


舞央「真っ赤になっちゃって~」


彩乃「唯ちゃんのその、たまーに出る天然っぷりがラジオでも発揮される日が来たらいいなぁ?」


唯「イヤです、恥ずかしいです。」


舞央「いやぁ、いいギャップだと思うけど。」


彩乃「ですよねぇ?」


舞央「うんうん。このモンブラン可愛いから、投稿しちゃお~♪」


彩乃「私もあげます!2人のことタグ付けして、匂わせますね!」


舞央「あらヤダ。」


唯「じゃあ私もあげた方がいいですか?」


彩乃「ふふ、どっちでもいいよ♪」


唯「……彩乃は、少し舞央に似てきましたね。」


彩乃「えっ、そう?」


舞央「分かる分かる。彩乃ちゃんって、もっとマトモだったよねぇ?」


彩乃「そうでもないんですよ!こっちが#素__す__#ですから!」


舞央「そうなの~?」


唯「賑やかで良いですけど。」


舞央「うるさい、とかじゃないんだよねぇ、唯ちゃんは。」


彩乃「いい子ですねぇ。」


唯「む、撫でないでください。」


舞央「ん、美味しい。」


彩乃「自由ですねぇ、もう!」


唯「いただきます。」


彩乃「ふふ、私も食べちゃいます。」


舞央「美味しい~!染み渡る甘さだよ~!」


彩乃「ん~、パンケーキも美味しいですよ!」


舞央「1口ちょーだい!」


彩乃「はい、どうぞ。」


舞央「私のもあげる~」


彩乃「ありがとうございます。」


舞央「うわっ、ふわふわ!」


彩乃「あ~、いいですね、この栗の香り!」


唯「私も食べたいです。」


舞央「いいよいいよ~」


彩乃「唯ちゃんのも貰っていい?」


唯「はい。」


舞央「あ~、いいね、おいも感がね。いいね、おいもパフェも美味しいなぁ!」


彩乃「おいも感たまらないですね~!唯ちゃん、どう?美味しい?」


唯「はい。美味しいです。」


舞央「くっ可愛い」


彩乃「可愛いですねぇ……」


唯「もういいですよぉ、いつまでやるんですか。」


彩乃「いつまでも、唯ちゃんは可愛い。」


唯「……こっちもなかなか慣れません。」


舞央「ん……?」


舞央が自分のスマホを見て顔を曇らせる。


彩乃「どうしました?」


舞央「……何これ。」


唯「……?」


舞央「……」


彩乃「見てもいいですか?」


舞央「うん」


さきほどの投稿に、いつもの比ではない量のコメントが来ていた。


唯「……」


舞央「……見つかっちゃった。」

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