登場人物紹介③

【『腐』属性魔法女子トリオ リリウム百合

 ◎「腐」呪術師ウィッチ エスメラルダ


 銀等級冒険者の女呪術師ウィッチ

 風と土を合成して生み出される合成属性、「腐」属性の魔術を得意とする呪術師ウィッチでかつBL小説の執筆家。

 通称:「腐」のエスメラルダ。

 ロングのストレートヘアを高めのツインテールにしている。

 髪色はエメラルドグリーンで名前もきれいな髪色から取って名付けられた。


 けっこうスタイルが良い。

 胸は巨乳。


 BL本ではシンプルで直球で王道的なカップリングの作品を書く。

 「ロイ×ニコしか認めない!」と口では言うものの、実は親友のモルビアが押す「ニコ×ロイ」も解せる口。

 ただモルビアとはライバル関係なのでついつい意識してしまって対立してしまう。


 アマラが真実を見通す魔眼プロヴィデンスの目で見た情報によると、モルビアのことが好きらしい。

 BL小説家なのに本人は百合指向あり?


 庶民の家の出だが魔術の才があり、魔法大学を首席で卒業している。

 年齢は20代半ば。


 「せっかく綺麗な髪色にふさわしい美しい名前の人なのに、中身はドロドロ系で残念な人だ」とニケに思われている。


 装備は魔術士用の白いチュニックに魔法の外套マント、武器は魔法の短剣を使っている。



 ◎「病」呪術師ウィッチ モルビア


 エスメラルダと同じく銀等級冒険者の女呪術師ウィッチ

 火と水を合成して生み出される合成属性、「病・毒」属性の魔術を得意とする女呪術師ウィッチでかつBL小説の執筆家。

 通称:「病」のモルビア。


 BL本では変化球、邪道なCPカップリングや解釈を好む傾向があり、そういう作品を書いている。

 CP解釈は「ニコ×ロイ」派だが「ロイ×ニコ」でも「ロイのヘタレ攻め×ニコの誘い受け」ならOKという感性の持ち主。


 某王国の伯爵家の娘。

 エスメラルダとは魔法大学の同期でその頃からのライバル。

 冒険者になった理由は、親に政略結婚を強制されて困っていた時にエスメラルダから冒険者に誘われたから。(なのでパーティーのリーダーはエスメラルダ)

 本人は結婚するなら恋愛結婚が良いと思っている。


 髪型は如何にも貴族のご令嬢な金髪縦ロール。

 胸は残念ながら(?)小さい。


 エスメラルダを良きライバルと見なし、いつも張り合ってしまう。

 庶民の出のエスメラルダに実力的には貴族の出の自分が劣っているということを内心認めており、その辺の葛藤で相手を認めつつも認められないという複雑な心境。


 アマラが真実を見通す魔眼プロヴィデンスの目で見た情報によると、エスメラルダのことが好きらしい。

 BL小説家なのに本人は百合指向あり?


 教養の高さや礼儀作法の良さなど、スゴイ人だなとはニケも認めているが、「性癖が若干病的なので正直ちょっと怖い」とニケは思っている。


 装備はちょっと品の良くてハイセンスなデザインの黒いローブ、武器は魔法の杖を使っている。



 ◎「水銀」属性魔術師 アマラ


 銀等級の錬金術師アルケミスト

 風と水を合成して生み出される合成属性、「水銀」属性の魔術を得意とする錬金術師アルケミストで、他の二人とは違って小説は書かない。

 通称:「水銀」のアマラ。


 実はBLも百合もどっちも解せる口。

 エスメラルダとモルビアとは魔法大学の同期で親友。

 「本当は両想いなのにライバル同士だからお互い素直になれない……」という二人の恋がどのような結末に至るかを、親友として一番近くで見届けるのが自分の務めだと思っている。


 ニコとロイに関しては、「ニコ×ロイ」も「ロイ×ニコ」もどちらもOK派。

 モルビアと同じで貴族の出だが子爵家の五女で政略結婚とかにも使われる予定が無いいわば「要らない子」。


 父がめかけとの間になした妾腹の子であり、それが魔術的な才能を持っていたので疎まれていた。

 いちおう魔法大学には入れてもらえたが、それも「卒業した後は好きに生きろ」という手切れ金のようなもの。

 卒業後はエスメラルダ、モルビアといっしょに冒険者になった。


 ニケと同じで昔は魔術的な才能を持っていることを理由に男の子として過ごしていた時期がある。(その時の呼び名は「アマロ」)


 「リリウム百合」ではアマラがまず闇属性防御魔術の『剛力障壁陣フォース・ウォール』を使ってパーティー全体を守り、その間に二人がデバフ系の魔術を相手にもりもり盛っていき、弱らせたところをアマラが電撃魔法で仕留めるスタイル。


 パーティー名の「リリウム」は今は忘れられた古い神代の言葉で「百合」の意味。

 名前を提案したのはもちろんアマラ。

 他の二人は「綺麗な響きの言葉だし、それで良いんじゃない?」くらいの認識しかない。


 髪型は青髪のショートボブだが、左目が前髪で隠れている。

 隠れている左目は金色の魔眼で『真実を見通す魔眼プロヴィデンスの目』と呼ばれている。

 効果はアマラいわく「『鑑定』の上位版のようなもの」で、本人がステータス画面でも確認できない『隠しステータス』をも見通せるとのこと。


 装備はもさっとした感じの灰色のローブで、三人の中では一番モブっぽい雰囲気を醸し出している。

 武器は占い振り子ペンデュラムで、ダウジングによる罠感知や宝箱の発見などに使える他、オートでの防御や攻撃にも使える。


 占い振り子ペンデュラムおもりの部分は先が少し鋭くなった丸い棒で魔術用のロッドとしてシンボルを描くことに使える。


 アマラという名には「優雅な、優美な、気品、永遠の、永久の、優しい」の意味があり、彼女の母親が名付けた。

 名前の意味には他に「苦い」という意味もある。


【その他、ソロ冒険者】

 ◎鉄等級魔術士 サルフェ


 テミスがウサギクエストに連れてきた鉄等級魔術士の女の子。

 年齢はニケと同い年くらい。(19歳?)


 アプリコットオレンジの美しい髪色をした美少女。

 髪の長さは肩まで届くくらいの長さ。


 目はパッチリしていて愛らしく、淡褐色ヘーゼルの瞳は淡い緑色をおびていて、宝石のペリドットを思わせる。

 どことなくあどけなさを残す顔立ちをしており、男の子なら守ってあげたい!という庇護欲に駆られそうだとニケは思っている。


 魔法の才能があるらしく、ニケと出会った時にはすでに中級魔術を駆使していた。


 魔法適性はこの時点では火と土だが銅等級に上がる時に二種合成の「硫黄」属性を獲得し、結晶化クリスタル魔術を身に着ける。

 職業は錬金術師アルケミストにクラスアップする。


 テミスが女の子と知った上で好きな百合属性。


 実家は大きな商会を経営する裕福な家柄で、本人に魔術師としての才能が有ったので魔術を学ばせ、冒険者として活動させることで冒険者ギルドや有力冒険者とのパイプを太くしたいと彼女の親は考えていた。

 父親としては美少女である娘が有力冒険者に見初められて結婚してくれたら万々歳と考えているが、本人に百合指向があるのでおそらく無理……


 装備は女の子らしくてカワイイ刺繍が入った魔術師用のケープと魔法の杖を持っている。

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