登場人物紹介①

【主人公 ニケ】

 19歳の少女、日本人。

 2030年の時点で大学一年生だったが、筋委縮性難病にかかっていて寝たきり状態だった。

 最終的には呼吸筋や心筋の不全をきたして生命維持自体が困難になり、冷凍睡眠コールドスリープで延命措置を取ることになった。


 小柄でやせ型。

 一人称が「ボク」のボクっ娘だが、「ボク」呼びには何か理由があるらしい。


 バロラとケレブリエルが言うには可愛いいらしい。

 髪の長さはショートボブくらい。

 髪色は黒。


 筋萎縮性の難病は中学一年生の冬に発症。

 日常生活を送ることさえ困難になって当時所属していた陸上部も続けられなくなった。

 種目は走り幅跳びをやっていた。


 現実世界では不自由を余儀なくされるが、VR空間内では健康だった時と同じように自由に生きられると気づき、VR技術に興味を持った。


 大学はVR研究の本場であるアメリカの大学に留学して勉強をしようとしていた。

 (寝たきりの状態だったので、大学の講義もVRのシステムを介して受講していた。)


 コールドスリープはアメリカのベンチャー企業が提供しているサービスを利用している。

 そのベンチャー企業は、どこかの医療系大学院の研究チームからスピンアウトしてエンジェル投資家から何億ドルもの資金調達をした会社らしい。


 自分のことを溺愛する姉がいて困っている。

 物語世界での名前「ニケ」の由来は昔、家で飼っていた猫の名前で、VRMMOをやる時にキャラクター名として使っていた。


 ニケの脳内お姉ちゃんが言うには異世界転生ものが好きだったみたい。

 VRMMOのキャラメイキングで、意味も無く眼帯を付けた隻眼のキャラとか演出してしまったらしい。

 ちょっと中二病気質があるのか……?(けっこうオタク?)


 パパっ子で父親の影響をけっこう受けている。

 父親に麻雀を教えられて、父親の麻雀友達からは「雀鬼」と呼ばれ、畏怖されていた。


 頭は良いが少しひねくれた性格をしている。

 でも自分が悪いと気づいた時は素直にそれを認めることができる。(これもたぶん父親の影響)


≪初期ステータス≫

 名前:ニケ

 種族:ヒト族

 職業:無し

 Lv1

 ◆HP:40/40

 ◆MP:60/60

 ◆STR:3

 ◆DEX:4

 ◆VIT:2

 ◆AGI:5

 ◆INT:12

 ◆MND:8

 ◆LUK:10

 ◆CHA:12


 <スキル>

 魔術レベル1


 <魔法適性>

 火、水、風、土、闇、光


 <称号>

 黄泉がえりし者



 ☆☆☆☆☆



【盲目の魔女 バロラ】


 冒険者ギルド所属の銀等級の魔法使い。

 二つ名は「盲目の魔女」。


 目には布を巻いているので本人が盲目という設定らしい……

 →でも見えている。

 →キャラづくりか?


 難関ダンジョンの深層にソロで来たくらいなのでけっこう強い人。

 髪はロングで色はラベンダーアッシュ(ニケが言うには藤色に灰色を足した感じ)。


 ポーションを自分で作れるくらいなので、魔法薬精製みたいなスキルは持っていると思われる。

 ニケいわく、スタイルはけっこう良いらしい。


 装備はフード付きの黒いローブと短剣と杖をもっていることは分かっているが他にもあるかも?

 走竜という種類の幻獣と契約している。


 ニケはもしかしたらバロラが自分のお姉ちゃんじゃないか?と思っている。

 でもログアウトしてるような雰囲気も無いからもしかしたらVRMMORPG内のNPCかも?



 ☆☆☆☆☆



【走竜 クイタ】


 バロラが契約している走竜。

 名前は失われた古代語で「はやく走る者」という意味。


 幻獣種であり、魔物と違い魂を持つ者に分類される。(だから固有名を持っている)

 体長は馬より二回り位大きい。(体長3.5m、体高2mくらい)

 人間なら3人くらいまで騎乗することが可能。


 頭には頭部からゆるいカーブを描きながら後方に突き出している長い冠羽がある。

 エメラルドグリーンの美しい羽毛がはえており、胸毛の部分だけ白い毛になっている。


 人の言語を理解する力がある。

 強そうな生き物のような気もするけど、ダンジョンの入り口に待たされていたくらいなので難関ダンジョンの深層にはついていけるレベルでは無さそう。



 ☆☆☆☆☆



【迷宮都市アンヌン 冒険者ギルド受付嬢 アイシャ】


 迷宮都市アンヌンの冒険者ギルド受付嬢をしている小人ホビット族の女性。

 身長は120㎝で、それでも小人ホビット族の女性としては身長が高い部類に入るらしい。

 ※ホビットは、身長が2~4フィート(60~121cm)しかない、小さな体の種族。


 アンヌンの冒険者ギルドで働いている理由は、「ホビット族の村では身長が高すぎて嫁の貰い手がいないけど、他の種族からは身長が小さくてカワイイと言ってもらえるから」というのが理由。


 栗色の髪をしており、長さはショートボブくらい。

 左の耳より前の髪を三つ編みに結って一房垂らしている。

 髪質はクルクルしていて、まるで絵画に出てくる天使のような感じ。


 目はぱっちりとしていて大き目のアーモンドのような瞳をしている。

 まつ毛は軽くカールしてる感じでちょっと長め。


 仕事は優秀で受付嬢の中ではリーダーをしている。

 でも一番身長が小さいので、指導されている側としては子どもに叱られている様な気持ちになる。


 年齢も29歳と受付嬢の中では最年長ではあるが、その愛くるしい見た目もあり、アンヌン冒険者ギルドのアイドルと言われている。


 昔は冒険者をしていてその後にギルドの受付嬢になった。

 一応、等級は銀等級まで上がっていて職種クラス森林保護官レンジャー

 得意武器は弓で当時の二つ名は「疾風のアイシャ」。



 ☆☆☆☆☆



【銀の乙女亭 ケレブリエル(Celebriel)】

 迷宮都市アンヌンで宿屋「銀の乙女亭」を経営する女主人。

 元・金等級冒険者で回復や補助を得意とする魔法職だった。

 当時の二つ名は「銀の癒し手」。


 名前の由来はエルフ語で「Celeb 銀の + riel 花冠をした乙女」という意味。


 髪は美しいロングのストレートで髪色は白銀色。

 自慢の銀髪を三つ編みにしてカチューシャのように頭に巻き、花飾りで留めている姿はまさに「銀の花冠をした乙女」。


 長命なエルフということで、年齢は100歳を超えているらしい。

 故郷を出て冒険者になり、80年前にヒト族の夫と出会い、恋に落ちた。


 夫と出会って30年ほど過ぎた辺りで夫が冒険者を続けられなくなり、前から夫がやってみたいと言っていた宿屋を二人で始めた。

 店名の「銀の乙女亭」は彼女の美しい銀色の髪から夫が名付けた。

 (ちなみにヒト族の夫は寿命で、すでに亡くなっている。)


 夫との間の子に「アダネレン」という名の美しいハーフエルフの娘(50歳)がいる。

 娘も今は冒険者をしており、アンヌンにはいない。

 なかなか子が生まれず、夫が高齢になってから出来た子なので二人は娘を溺愛していた。

 ケレブリエルは今でも娘のことが心配で冒険者たちから娘の情報があれば聞いていたりしている。


 また元金等級の魔法職ということで、悩める冒険者の良き相談相手にもなってくれる。

 魔素が豊富に含まれる、素材を活かしたあっさりテイストのエルフ料理を作るのが得意。

 (ニケの話では現実世界のマクロビオティックというジャンルの料理に少し似ているらしい。)


<エルフの特徴>

 ・300歳くらいまで生きる長命な種族

 ・魔法や弓矢の扱いに長けるが神聖術や近接戦闘は苦手にしている者が多い。

 ・見た目が良い者が多く、CHAカリスマ、魅力も高い傾向にある。

 ・だいたい30歳くらいで成熟し、子どもが産めるようになる。

 ・30歳くらいまでは子どもの状態でMP、INT知性、魔力DEX器用さAGI敏捷性CHAカリスマ、魅力はヒト族と同じように成長するが、HP、STR筋力VIT体力MND精神力LUKは成熟するまではなかなか上がりにくい。

 ・成熟すれば子どもを産めるようになるが、他の種族と比べて子どもはできにくい。

 →大昔は人間と同じように成長し、子どもも作れたが、「長命のエルフが人と同じように成長し、子どもも増やせるのは不公平だ(ヒト族とエルフ族とで力の均衡が偏る)」とヒト族が神に不満を言った為、このようになったと言われている。

 ・成人するまでは同じ年齢の他種族と比べて成長が遅いが、長ずれば強力な力を得る種族。

 ・30歳くらいまでは成長が遅く、死ぬ10歳手前くらいまでは若々しい状態を維持しているが、その後、急速に力が衰えて死に至る。(容姿はそれほど衰えないが覇気がなくなっていく感じ)

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