第13話 エピローグ
ジロウ:獣変貌をとき、木からスルスル~とおり、ヘナヘナと座り込む。『は~…良い風だったぁ……生きてるぅ』
ウィスタ:「皆、かっこ良かったぞい」
パステル:「怪我っ・・怪我してるひと、いるっ・・!?」
ジロウ:「はいはいはい!僕ちょっとすりむいてまっす!」てへへ
GM/ザイデン:「お疲れ様。剣に魔法に呪歌に、と。凄いな冒険者ってのは」
パステル:「勝てましたぁ。みんなのおかげ、ですっ」
ジロウ:「うんうん、チームワークの勝利ってやつっすね~」
オルト:「正直どうなることかと思ったけど、オレたちのほうが上手だったね」
ジロウ:「オルト兄貴の先制から始まって…俺たちの連携勝ちっすねー!」
ウィスタ:「仲間が居るからこそ、じゃのう。己の力を出せるのは」
ジロウ:「ウィスタおじ様、良いこと言った」うんうん
パステル:「怖いけど、だいじょぶ、だったでしょ?」
ジロウ:「いや~…まぁ、そっすね!皆さん強かったし、最後の方はこわいより必死さが勝って…とにかく大丈夫っした!」
GM/ザイデン:「ここまでくればもう大丈夫だ。ここからはハーヴェスの警備隊もいるしな。ひとまず仕事は終了だ」
「ひとまず、ウォルタ川沿いに大きな町がある。そこで荷物を降ろして、ハーヴェスに向かうよ。ジャックスの連絡で魔剣の調査のために賢者も来るしな」
ジロウ:「(この人達となら――姉ちゃんの呪いも解くことが出来るかもな)」
GM:さて、死線を共に潜り抜けて絆を深めた皆さん。最後にとことこと、アイシャが皆さんのところにやってきます
ウィスタ:「ご無事で何よりじゃのう、アイシャ殿」
GM/アイシャ:「皆さん、ありがとう」
ジロウ:えへへ…と、鼻を指でこする。
GM/アイシャ:「お父様もお母様も、屋敷の皆もいなくなって・・・・どうしていいかわからなかったけど」
「お姉さんたちを見て…私、決めた」
ウィスタ:「?」
パステル:「うん?」
ジロウ:「(こ、これは…俺への告白……!?)」
一同:(大爆笑)。
パステル:言うと思った(笑)。
GM:うつむきがちだった顔を挙げて、アイシャは口を開きます。
GM/アイシャ:「わたし、やっぱり冒険者になりたい」
ジロウ:「いやでもそれはちょっと早いんじゃないかなって、だってまだ知り合ってばかりだし!……へ?冒険者?」
パステル:「あらぁ」
オルト:「そうかい。君には冒険譚を聞かせてあげられなかったけど、見せることはできたみたいだね」
GM/アイシャ:「いつになるか、わからないけど。もし、私が冒険者になったら・・・・いつかパーティを組んでくれる?」
パステル:「もちろんっ♪」
ウィスタ:「ほほう…こちらこそ、楽しみにしておるよ」穏やかに微笑んどこう。
オルト:「いつでも歓迎するよ」
ジロウ:「あ、なんだそっちか…はいはいはい!もちろんっすよアイシャちゃん!っていうか冒険とかじゃなくって遊びのお誘いでもいつでもOK!」
パステル:「でも、まずは、色々勉強もしないとねっ」にこにこ
GM/アイシャ:「うん・・・!お勉強は、嫌いだけど、冒険者になるためには、頑張る。 遊びは、がまん」
ジロウ:「ええ~~~~!!」
パステル:「あ、たまの息抜きも、大事よ?」
GM/アイシャ:「うん、息抜きも、大事。おぼえた!」
GM/ザイデン:「はっはっは。まあ、町まではまだ少しあるからな。冒険者の先輩たちとして、色々教えてやってくれ」
パステル:「冒険のおしゃべりとか、しよっかぁ。近くにいたら」
GM/アイシャ:「うん♪」パステルにはすっかりなついたようです
ジロウ:やっぱり、女の子は笑ってる顔が一番だなぁ…とか何とかしょーもないことを考えながら、満足そうに微笑む。
ウィスタ:新しい冒険者の誕生に目を細めてよう。
オルト:では、そんな一行に作った歌を披露したいです!
一同:おー!!
オルト:「それでは一曲……今回の旅の思い出と、これからの旅立ちを祝して!」
GM:では、緩やかな川の流れに、オルトの歌声が朗々と響き渡り・・・・4人の冒険者の隣に、小さな冒険者が一人生まれた、というところで、セッション終了です!おつかれさまでしたー!
一同:お疲れ様でした~♪
後に、彼らはアルフレイム大陸全土をゆるがす、巨大な魔神との戦いに身を投じることとなるのだが・・・それはまた、別の話である。
川下りは襲撃がいっぱい?!(GMマガジン8号収録シナリオ) アーリング @aringtrpg
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