第10話 最終日も、やっぱり川の分岐点(3日目の朝)
GM:さて、では3日目です! 3日目となった今日、アイシャは少しすっきりした様子で皆さんについてきます。
なお、夕飯は雉のシチューでした。山菜パスタもついてより豪勢になったのは主人の心づくしでしょう。
ジロウ:主人が料理するのを手伝いながら、じ~っと見て料理を覚えました。一度見れば覚えられる謎の集中力。
オルト:シチューとパスタ! 堪能してすごく満足気に寝ました!
パステル:2日目夜も、アイシャちゃんと寝ました♪
GM/ザイデン:「レッサーオーガまでいるとなると、大分蛮族も集まってきてそうだしな。急ぎで西の急流ルートに行くか、東のルートで警戒しながら行くか」
ジロウ:「もー流石に蛮族はお腹いっぱいっすよ…会いたくね~」
ここで選べるルートは・・・
★西ルート
またもや急流コース。到着は早くなるが、やっぱり船酔いはありそう。
★東ルート
緩やかな湖が広がっているコース。〈エルフの村〉もあり、あまり歓迎はされないが、立ち寄ることは可能。
どちらを選んでも、今日中に目的地であるウォルタ川の合流ポイントには着くが、夕方前か、日没後くらいの違いは出る。
PC達は相談の結果、蛮族に追われてる身で、万が一にもエルフたちを巻き込むわけにはいかない、という話になった。
パステル:「では、急流コース賛成の人ー」(手を挙げる)
ジロウ:「はいはいはーい!賛成ー!」
オルト:「オレも急流に一票! 昨日の曲を完成させるよ!」
ウィスタ:黙って手を挙げます。
GM/ザイデン:「いいんだな? ようし、ザイデン商会!西のルートで行くぞ、全員腹とロープをくくれ!」
ジロウ:「おっ、オルト兄貴の曲…今日とうとう完成しそうっすね。ではでは…いざ出発!」
GM:では、急流ルートに突入です!筏が進むうちに、流れはうねり、次第に水音も激しくなっていきます。
ざば・・・・ざば・・・・・ざば、ざば、ざばざざざざざあざ
どどどどどどどど・・・・!
ごおごごっごおごお!
筏が跳ねる!ロープが左右に揺れて、体が揺れる!
ジロウ:「わはは!昨日も大丈夫だったし、今日も大丈…大丈…大丈夫じゃなさそうーーー!?」
ウィスタ:今日は尾行されてないか若干警戒しながら進みますよ
パステル:「昨日より、川、荒れてませんかーー!?」
GM:これは流石に酔いそうだ! 【生命力抵抗判定】生命抵抗力+2d6 (目標値11)をどうぞ!
ジロウ:(ころころ)ほげーーー!? 1ゾローーーーー!
さらに続くオルト、パステルも抵抗に失敗。成功したのはウィスタだけという大惨事。
ジロウ:ビッタンビッタンと筏の上を跳ね…「オロロロロロ…」
オルト:「うっ……昨日の夜食べ過ぎ……た……」
パステル:「ま、、また、、ぐるぐるまわってます~~~」
GM:失敗したパステルとオルトとジロウは、HPとMPが2点ずつ減少します。
ウィスタ:「…その、なんて言うか今日は荒れておるなぁ」
GM/ザイデン:「こらえろーーー! ここから更に速度が上がるぞ!」
ジロウ:「まだつかないんっすかーーー!?空が…空が回るーーー!?」
ウィスタ:「皆、大丈夫か?」
ジロウ:「これが大丈夫に見えるんっすかーーー…オロロロロ」
パステル:「だいじょぶ・・・また、回ってるだけですからあーー」
ウィスタ:「大丈夫には見えぬ…」
GM/アイシャ:「みんな・・・しっかり・・・・!」
GM:だが、ここからは更に川幅が狭くなり、流れの勢いが増す!【生命力抵抗判定】生命抵抗力+2d6 (目標値11)をどうぞ!
ジロウ:ナムサン!(ころころ)……また1ゾロぉ!
オルト:ワァァ!!
パステル:ジロウさーーーん(笑)。
ジロウが全員の不運を吸い取ったのか、他の3人はあっさり成功。
GM:今回はジロウだけか(笑)。さらにHPとMPが2点ずつ減少します。
ジロウ:「(川に住んでる皆様、ごめんなさい・・・)」 オロロロロロ・・・
ウィスタ:「おうおう…ジロウや」(背中さすさす)
パステル:「ジロウさん、顔、、真っ青・・」
ジロウ:「おじさまの優しさが五臓六腑に染み渡るっすね…」だらだら
パステル:「キュ、、【キュア・ウーンズ】で、、治るかな・・?」
GM/ザイデン:「回復魔法もいいが後だ!ここが最後の難所だぞ!」
ジロウ:「よ、よーわからんけど治るなら治してほし…お、おぎゃーーー!?まだあるのぉ!?」
GM:その先は・・・・・・滝! 高さ3mほどの滝が、3段階になって待ち構えています!
ジロウ:「人殺しーーーー!?こんなん自殺じゃーーー!?」
パステル:「た、、たきぃーー??」
オルト:「おいおいおい、難所ってレベルじゃないぞ!!」
GM/ザイデン:「筏はこれくらいでは壊れん!みんな、つかまれーーーーー!」
パステル:「これ、、道まちがってませんかーー??」
ジロウ:「神様ライフォス様お姉さまーーーー!!」
ウィスタ:「皆、しっかりロープにつかまるんじゃー!!」
ジロウ:「言われずともぉおおお!」シッカリ
パステル:アイシャちゃんと、手、しっかり握っております
オルト:「ロープがあって本当によかった!」帽子が吹き飛ばないように押さえつつもう片手でロープをギュッ。
GM/ザイデン:ザイデンは荷物と舵を押さえつけるように、身を低くする!
GM:そして・・・・ぱーーーーーーーーーん!
筏が‥‥空を飛ぶ!
【生命力抵抗判定】生命抵抗力+2d6をまたもや目標値11でどうぞ!
ジロウ:(ころころ)「…………………………………」がくり。
ジロウ、お前…(合掌)。
パステル:(ころころ)はう・・わたしも失敗。おさかなさん、ごめんなさい……。
GM:パステルもさすがにこらえきれず、再び目を回します。ジロウとパステルは、HPとMPが2点ずつ減少です
ウィスタ:「みんな生きておるか…?」
オルト:「オレは大丈夫だけど、主にジロウが真っ白になって……」
パステル:「いきてる・・いきてまあす・・」(ぐるぐるぐるぐるぐる)
ジロウ:「…………………」尻尾だけ挙げて生きてるアピール
GM:約一名、声も出ないありさまだ(笑)。
ウィスタ:「…ここまでくれば一安心かのう?」
GM:はい、ウォルタ川の合流ポイントまではもうすぐです
GM/ザイデン:「川の流れが治まってきたな。ここまでくればもう安心だ」
ウィスタ:【ウィスパーヒール】を唱えようかと思うのですがいけます?
GM:はい。いいですよ
ジロウ:ありがたい…
GM:【ウィスパーヒール】は範囲回復なので、全員巻き込めますね
ウィスタ:(ころころ)発動したので、皆さんHP5点回復してください。
3人:ヒール、ありがとうございますーーー
GM:では、日が傾き、川の流れもだんだんとゆるやかになり……左右に崖がそそりたっている、川福が狭い場所にやってきました。
ジロウ:むくりと起き上がり、体育すわりでシクシクシクとすすり泣く。めちゃくそ危ないルートやったやんけ~!
パステル:「泣かない泣かない・・」 ジロウさんの、背中ぽんぽん
ジロウ:「川なんて嫌いっす…大嫌いっす…!」おろろ~んおろろ~ん
オルト:「よしよしがんばったなぁ」
ジロウ:「みんなの優しさが全身に染み渡るっすね…」
GM:そこへ……ぐああ!げあああ! と崖の上から、声がします!
オルト:むっ!?
パステル:ま、、また、、悲鳴・・?
GM:汎用蛮族語のようですね、分かる人―!
オルト:はぁい!(挙手)
ジロウ:流石は通訳マスター…!
GM:では、翼の生えた蛮族が6体。そのうちの1体がリーダー格で一回り大きいです。汎用蛮族語で「剣来タ!コロセ!ウバエ!」「俺ガヤル!」「イイヤ俺ダ!」と襲い掛かってきます!
ジロウ:「お、オルトさ~ん…ど、どうっすか~…?平和的かつ恒久的な解決は出来そうっすか~…?」
オルト:「やっぱりアイシャの剣が目的みたいだ。手柄の取り合いをするほどやる気があるみたいだぞ!」
ジロウ:「お、お、おぎゃーーー!?やる気あるとかそれだけは聞きたくなかったーーー!」
GM/ザイデン:「急いで岸に筏を寄せる! 君たちは地上に降りて応戦したまえ!」と、流れにのせて筏を川岸に寄せ、皆さんを地面に降ろします!
パステル:「くっ!」ばっと立ち上がって、戦闘体勢。
ウィスタ:「あい分かった!!」
ジロウ:「筏の上よりはマシだけどーー!ちくしょーーー!」獣変貌しつつ筏から降りる!
GM/ザイデン:そして、アイシャをかばうように、岩陰に隠れます!
GM/アイシャ:「みんな・・・・がんばって・・・!」
パステル:「だいじょぶ、まかせてっ」
ジロウ:「わんわんわん…わふんわふん!」
オルト:鳴き声にしか聞こえないジロウかわいい。
いよいよ蛮族の総攻撃! さあ、決戦だ。
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