尾岡と相方さんとの出会い 第1話


人の出会いってのは数あれど。ですね。

出会いがあって、動き始めるわけで。

僕らが出会った場所は、リアルな場所ではなくて

インターネット上でした。


時に2001年の3月。ココだけはしっかり憶えています。

尾岡が個人ホームページを開設した年でした。

実はその頃から、小説書きをしてるまして。


ちなみに、サイトでも掲載している「夏休み」を書き始めたのは、2003年ですからね。あの頃は僕らも若かった。

老舗小説投稿サイト「小説家になろう」が個人サイトとして始動したのが2004年

2009年には大規模リニューアルをして、現在のカタチに。

(僕自身が小説家になろうに登録したのが2013年)

カクヨムオープンが、2016年。

ノベルアップ+がオープンしたのが2019年。

この時系列を見たたけでも歴史を感じるし、僕も年をとったなぁって思います。



話は戻して、2001年。

この時僕は、保育系短大を卒業して、保育士へ就職するも挫折して、福祉へ転職した時分でした。


もともと小説や詩を書いたり、演劇をしたりが趣味の尾岡。インターネットでホームページを開設して、作品を公開できる!

とてもワクワクしたことを憶えています。


ただ先にも触れましたが、小説投稿サイトって結構後出てきた存在。

当時は、htmlタグを手入力して(ホームページビルダー等オーサリングソフトもありましたけどね)

画像を加工して(素材サイトも勿論ありましたけどね)

FTPソフトでファイルを転送。全て、各ホームページ管理者が行っていたわけです。



そんな時代です。

ネット使い放題とか、光回線とか

もう未来の話なんだぜー。

そんな時代です。


テレホーダイとか。

ISDNとか。

知らないでしょ? 知らんやろ? ドヤ!?

(ウザいうえに、説明するだけで長くなるので割愛します)


それはそうと、この時代。画像読みこむのに、とても時間がかかったんですよ。

だから、どれだけ軽い画像を用意して。

テキストの比重を多くしながら、デザイン性優れたホームページを作れるか。そんなセンスも問われた時代でした。

(センス云々ではなく、シンプルに作られていた方ももちろんいらっしゃいました。それがむしろ格好良いサイトもたくさんあった!)


改めて触れますが、この時代は個々がホームページをもつ時代でした。

交流や宣伝をしていく方法はいくつかありました。

まずはホームページ同士で、リンク先として紹介する相互リンク

(今でいうフォロー、フォロワーの関係ですね)


そしてもう一つはリングや小説検索サイトへの登録です。

リングは登録して、バーナー画像をホームページに貼り付ける。

バーナーをクリックすれば、ランダムで創作サイトを巡れる仕様。


小説登録サイトは、

文字通りで、そこに登録することで

自サイトの小説ページにリンクを飛ばしてくれる。


アルファポリスはその名残が今でもありますよね。

アクセス数によってランキングがありました。

読者さんのなかには「楽園」を知っている方いらっしゃるかしら?


ここまで読んでくださった方はお察しかもしれませんが、

作品に巡り合うのに、本当に運と縁が必要でした。

主要小説投稿サイトに登録して、該当するタグからスコップ(作品を収集する)ことができるとか、本当に良い時代だと思います。


そんななか、僕はとあるテキストサイトに出会いました。

もうすでに無いサイトですが、一応は仮名で呼ばせてもらいます。


「たーちゃんタウン」


ここはエッセイを中心に掲載しているサイト。たーちゃん市長さんと宮さんというお二人が運営されていました。


たーちゃんタウン。色々遊べた記憶があるのですが、そこらへんは実はあまり憶えてない……。


主にBBS(掲示板)で交流するスタンスのページだったと記憶してます。

あとは宮様のエッセイが本当に秀逸で。

(実は宮様とは今でも交流があって、まだ読めたりするんですけどね。架空請求詐欺体験談というエッセイが本当に秀逸でした)


BBSは小説投稿サイトの感想ページに近いかしら。現在のSNSのように、リアルタイムで返信の通知なんかない。だから、その都度確認をしていくスタイル。

あとは、不特定多数が返信をできるのも特徴でしたね。


たーちゃん市長が、僕のサイトに遊びに来てくれたのが、そもそもの始まり。

(でも、実はこれも記憶があやふやなんですよねぇ)


ただ、憶えていることがあって。

相互リンクしているサイトを見ていたら、とある詩人さんのサイトを見つけました。


「晴れ時々、蝸牛」の蝸牛さん。

のちに尾岡の相方さんとなってくれる千子ちこさんとの出会いでした。

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