第17話 古代の英雄

うちら3人は太古の魔王を討伐して

それを操っていた邪神にまで到達して迫った

筈だったのだが!


邪神との戦闘中に仲間の裏切りに遭い!

【解呪不能の邪神の呪い】で石化されたはず!

うちら3人は既に【超越者】の

『オーバーロード』限りなく不死にすら近い

何百年もの石化からいま解放された!


仲間との話し合いの結果

とりあえずは世の中の情報収集

助けてくれた恩師のアドルに恩を返す

事を当面の目標とした!


この3人は考え方がズレている

このアドルが善だろうが悪だろうか関係ない

恩を返すまで、


黙示録の騎士 

ルーンナイト ユダ・テンペスト


古代の円卓の魔女 

マタイ・アルルージュ


古代の大司教

ヨハネ・アンデルセン


それぞれアドルには恩を感じており

興味深く観察している


ユダからすると名声を集めて

王にでもなるつもりか?


マタイからするとわざと

疫病の大元を潰さないで

感染者拡大を利用して永遠に救済の

振りでもしてるのか?


ヨハネからしても平和な時代では

信仰を集めずらい奇跡の救済をばらまいて

教祖にでもなるつもりなのか?


単なる善人な中高生ぐらいの子供の

思考とまでは辿り着いていない!


マタイはアドルの手伝いをしようと

邪悪な魔法を組もうとした所で

2人に止められる


【チェーン・ロスト】

感染源を皆殺し その固有種

一つの人種全てを連鎖抹殺する魔法!


2人に頭を叩かれる

「やめい!」


「だってこんな疫病いくら治しても

感染源から終わりなく流入するなら

終わりがないじゃない!」


大司教が悪魔じみた事を言う!

「もしもアドルが意図的に疫病を作り

拡散させて自分で直していたら?」


「疫病を消滅させる事は恩義に反する」


回復魔法は使えても【状態異常回復】

【下位のクリアランス】すら使えないとは

人類は退化したものだ!


邪神の呪いすら解いたアドルは異常だが・・・


「アドル恩師」

一時的にユダが代表になり交渉する

何か望みが有れば3人が叶えますが・・・


「んー」

「冷たい水」


「?!」


オーバーロードからすると

もの凄いとんちである

海の水を真水にせよ!と言っているのか?

海全体を冷やすとなると術式は・・

演算が追いつかん!


【生命の水】を御所望なのでは

生命の泉は遠いなあ


精霊王いや精霊神に水を作らせるべきか?


2分考えに浸る!

いかん!アドル恩師を待たせるのは

不敬に当たる!


じゃあ【友達になって】

「?!」


上下関係はどのような?

奴隷家来の関係ですか?

聞きたくても聞けない!


大司教が難しく考えないでもいいやろと

前に出る!どうせうちらの寿命は長い


いまこの場を持って【友達】(臣下)の

契約を果たしここに誓わん!


他の2人もそれにならう!


契約を果たしたんでアドルに頼み事を

するしばし休暇を貰いたい3日ほど


私もわたしもー

大司教と大姉魔女(魔女統括の1人)は

一時離脱する!


ユダはアドルの護衛として残るようだ!



「レアさんは色々とついていけない状況」

友達ならスキル貰えるんだけど・・

「黒塗りや文字化けしていて訳がわからん」

「運営でもわからないイレギュラーでは?」

「世界作成時に異常として廃棄したものか?」


コイツら世界を滅ぼさないだろうなあ


敵ではないので上に報告するのも

悩み処である!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る