月光
月光
月光だけを纏った人が
この街を去っていく
強くなった道を残して
次の街へと向かっていく
月光は少し薄くなって
次の人を待っている
私は光らなくなった星で
毛布を作っている
歴史が少しずつ細くなって
どこにも勧めなくなる日までに
誰かに求められるような
そんな人になれるだろうか
月光が見えなくなった
街は少し傾いて
影を振るい落とす
瞬きだけを許して
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます