永遠とは
誰もまだ見たことがないものに
永遠と名付けた人が確かにいたのだ
その人もまた後の人たちも
誰もまだ永遠を見れずにいるのだ
あなたはまだ永遠があると思いますか?
あなたはもう永遠がないと思いますか?
もし永遠がないのだとすれば
ないものに付けた名前はどうなるのだろう
これまで永遠と呼んでいたものは
本当は何だったというのだろう
しかし
永遠を感じることがある
これが永遠でないとすれば
私は新しく名付けるべきだろう
風が吹き やんで また吹く
傷つけて 謝って また傷つける
星が生まれ 死んで また生まれる
永遠はこの胸に幾度も突き刺さる
けれども
本当にそれが永遠かは
誰も見届けることができないのだ
永遠は私を惑わせ続けるだろう
永遠ではない私が存在する限り
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