神様の正体
第五章 残酷な真実編
「は? 何を言っている? 俺はまもるだ。俺を動揺させようとして言っているんだろ。そんなことで俺が怯むとでも思っているのか?」
「違う。真実だ」
「何を、言っているんだ! こいつは! 黙れっ! 黙れーー!」
俺は渾身の力を喉に込めて叫んだ。
「俺の言っていることが嘘だと思うのか? 無理もないな」
「お前の言っていることは全くのデタラメだ。いいからその口を閉じろっ!」
「信じるか信じないかはお前の自由だ。だけど俺が今から言うことは全て真実だ」
「黙れーーーーーー!」
俺はジャックの言葉を無視してがむしゃらに突っ込んで行った。右手をおおきく振りかぶって殴りかかった。次の瞬間拳が棘に突き刺さる。
「俺の【切り裂き魔(ジャックザリッパー)】は他人の努力を奪い取る。そしてその過程で切りつけた対象を解析するんだ。その時にお前の真実の姿を見たんだ」
ジャックは攻撃されているにも関わらず無視して続ける。俺は尚もジャックの鎧を殴り続けた。
「やめろっ! 言うなーー!」
俺の両手は血にまみれていた。感覚も何もない。どこからが手首でどこからが手のひらなのかその境がわからなくなるほど手が傷ついている。
「よく聞け。お前は子供が泣いていてその傍らに父親と母親らしき人物がいたのを見たことがあるな」
「やめろっ! 黙れー!」
獣のようにジャックの鎧をひたすら殴り続けた。鎧にダメージは一切ない。それが【モードチェンジ スプラッターモード】のルールだ。だけどそんなことどうでも良かった。
「子供の名前は黒崎まもる。母親の名前は黒崎真咲。父親もいて、幸せな家庭だった」
俺は、言葉を喋ることができないでいた。ただひたすら無意味に、裏切り者の黒い鎧を殴り続けた。だが、次第に殴るスピードはゆっくりになり壊れた機械のように手を動かした。
「だがある日、悲惨な事故が起こった。お前が夢で見た場面だ」
俺の殴るスピードはさらにゆっくりになる。
「やめろ、もう、やめてくれ」
腕はもうほとんど動かない。そして、抵抗する気力が消えた俺は地面に座り込んで、ジャックの言う真実をひたすら聞いていた。
「大きな地震だった。建物は崩れ、地面は陥没し多くの人が亡くなった。その中にお前の家族も巻き込まれたんだ」
さっきまで硬く握り締めていた拳は力無くだらりとしている。まるで切断された両手が、体にかろうじてぶら下がっているようだ。
「だが、父親と母親は息子をかばった」
耳を塞いでしまいたい。
「父親と母親は、息子をかばって死んだんだ」
ここから逃げ出したい。
「だがその時、父親と母親は息子に対して殺人能力(キリング)を発動させた。全く同じタイミングで」
もうやめてくれ。
「父親は【モードチェンジ ゴースト】、そして母親は【君に読む物語(ザノートブック)】を息子にかけた」
いやだ。
「【モードチェンジ ゴースト】の効果は自身の命と記憶と引き換えに発動する。対象者に死後、幽霊のように取り付くことができる。【君に読む物語(ザノートブック)】は命と引き換えに一度だけ死を免れることができる。そして【モードチェンジ ゴースト】と【君に読む物語(ザノートブック)】は不発した」
聞きたくないのに、ジャックの言葉が俺の耳に流れ込んでくる。
「なぜ不発したかわかるか? なぜならその時、息子であるまもるは既に死んでいたからだ。腹に傷を負っていて失血死した。だけど夫婦はそのことに気付かずに能力を発動させてしまった」
もう死んでしまいたい。この辛い現実から今すぐ逃げて楽になりたい。
「【モードチェンジ ゴースト】で霊体となった父親は息子が死んでいることを確認した。だけど、父親は息子の死を受け入れなかった」
誰か助けてくれ。
「いや、受け入れられなかったのだ」
誰でもいい俺を殺してくれ。
「そして、息子の死を受け入れることができなかったお前は、幽霊のまま息子の死体に取り付いた。お前は黒崎まもるの父親、黒崎深夜だ。そして、お前は能力のコストで記憶を失った。お前はずっと息子の死体を動かしていたんだ」
泣きたい。だけど泣く気力も湧いてこない。
「その状態では、死亡状態とみなされなかったのだろう。黒崎真咲の【君に読む物語(ザノートブック)】は、次にお前が死ぬときに死をなかったことにするという能力に変わった」
こんな時、普通の人ならどうするのかな。泣くのかな? なぜ俺は普通の人みたいに泣けないんだろう。
「よくあることだ。かなり重いコストを払えば、能力は柔軟で幅広いものとなる」
俺はひかりちゃんに助けてもらったことを思い出していた。
「能力の反動で記憶を失い、死体の中に入ったお前は孤児となった。そして、ウサギ小屋に捨てられたんだ」
あの時、断っていればよかったな。あの時、ウサギ小屋で死ねばよかった。
「そこからだ。偶然が重なって運命が変わり始めたのは」
何が運命だ。もう運命なんてどうだっていい。
「本来お前はただの動く死体。数年で崩れて塵になるはずだった。だけど、お前は俺に殺された。そして【君に読む物語(ザノートブック)】が発動し、生き返ったんだ。幽霊が死体を動かしていたというギリギリの状態から一人の普通の人間に戻ったのだ。だから、今のお前は動く死体じゃない」
生き返った? ああ、あの緑の化け物が体の中に入って来たときか。激痛で気を失ったのだと思っていたけど。死んでいたんだな。だけど、それがなんだっていうんだ。もうどうでもいい。
「そして、それに気がついた俺は、お前に努力するよう仕向けた。そして今、こうしてお前を迎えに来た」
迎えに来ただと?
「まもる、いや、黒崎深夜よ。俺と来い。俺を手を組もう。こちらへ来い。暗闇に体も心も委ねるんだ。お前は弱かった。だけど殺人能力(キリング)がそれを変えた。悲惨な出来事や残酷な真実と向き合う時、殺人能力(キリング)は強くなる。お前のその苦しみをコストにするんだ。この世界を支配しよう。お前ならできる、俺と一緒なら」
そしてジャックは俺に向かって手を差し伸べた、ひかりちゃんが俺を助けに来た時のように。俺はそれを拒まなかった。ゆっくりと血みどろの手をジャックの手に伸ばしていく。もうやめよう。もう苦しまなくていいんだ。もう楽になりたい。俺の手がジャックの手に近づいていく。もう終わりだ。もういいんだ。何もしなくていいんだ。これで、諦めて楽になれる。
その時だった。
「待って」
頭の中に誰かの声が聞こえる。誰だ? 俺はもう休みたいんだ。もう苦しむのはやめるんだ。
「待って。パパ。行かないで」
次の瞬間目の前が真っ白になった。
ここはどこだ? 辺りを見渡す。何もない。床は白いタイルみたいなものでできている。病院の中みたいだ。天井はなく壁もなくどこまでいっても広い空間。なんでもない場所。どこでもない場所に俺はいるんだ。気がついたら自分の体は元の人間の姿に戻っていた。息子のまもるが成長した姿に。
「パパ!」
背後から元気な少年の声が聞こえた。そして俺は後ろを振り返った。
「パパ。僕だよ。まもるだよ」
まもるは、俺の息子は笑顔でこっちを見ている。俺はなんと声をかけていいのかわからなかった。息子の姿は今の俺がそのまま若くなったような姿だ。それもそうだな。同じ体なのだから。俺の体より少し小さく、表情も幼い。二人の同じ姿の人間がいてなんだか不思議な光景だ。
「あなた」
次の瞬間、俺の右側から優しくて暖かい声が聞こえた。
「私よ。真咲よ」
綺麗な女性がこっちを見ている。
「ごめん。二人とも。俺は、どうしていいのかわからなかったんだ。俺はただ」
二人が誰なのか俺にはっきりした記憶はない。だけど心のどこかで知っている気がするんだ。
「いいのよ」
と真咲。
「平気だよ」
とまもる。
「ごめん。ごめん。本当にごめん。俺が弱かったから、俺が息子の死を受け入れられなかったから、こんなことに」
俺は震える声で謝った。
「もういいのよ、謝らなくて。もう諦めていいの。苦しむのは終わりにしましょう。私たちと一緒にここでずっと暮らしましょう。時間もない仕事もない。苦しいことも辛いことも何もない。寿命で死ぬこともないわ」
「そうだよ! パパもおいでよ。そしたらまた家族三人で一緒に暮らせるね」
「まもる、お前のことをまもってやれなくてごめんな。弱いパパでごめん」
「どうしようもなかったよ。それにパパは弱くなんかないよ」
「でも、俺は、俺が」
「もういい、もういいのよ」
真咲が言った。真咲と息子と話して行くうちに俺の荒んだ心に風がふく。真咲の声を聞こえるたびに、凍りついた心臓が鼓動を取り戻す。息子の笑顔を見るたびに、俺の心の罪が洗い流されて軽くなっていく。もう一度三人で暮らせるんだ。毎日毎日幸せでいっぱいな日々。家族以外何もいらない。
そして、真咲と息子は俺に手を差し伸べた。俺はその時、ウサギ小屋で手を差し伸べてくれたひかりちゃんを思い出した。ひかりちゃんの姿が二人にダブる。本当にこれでいいのだろうか? 諦めてしまって。
「「さあ、もう諦めてまた一緒になろう」」
二人の差し伸ばされた手を、俺は、そっと払いのけた。あの時と同じように。
「なんで? どうして? あなた? 一緒にここで暮らすんじゃないの?」
「パパ。いやだよ。もうどこにも行かないでよ」
「二人ともごめん。もう、行かなきゃ」
「ジャックに手を貸すの?」
真咲が尋ねた。
「いや、違う」
「なら、戦いに行くのね」
「そうだ」
「いやだよ! 行かないでよ」
まもるが答えた。
「俺は行かないといけないんだ! もう逃げない。息子の死という現実から逃げたからこんなことになったんだ。俺は絶対に諦めない」
そういうと、真咲と息子は顔を合わせてお互い笑いあった。
「ほら! いつものパパね」
「うん! パパならそういうと思った」
「ほら、シャキッとして。そんなんじゃせっかく元の世界に戻ってもすぐに負けちゃうわよ」
どういうことかわからずにいる真咲が笑顔で言った。
「ひょっとして、試したのか?」
俺は聞いた。
「そういうこと」
と笑顔の真咲。
「パパ! 絶対に負けないでね。パパがみんなをまもってあげて!」
「ああ、もちろんだ絶対に負けない。パパがみんなをまもるよ」
「あなた、忘れないでね。いつだって私たち家族がついている」
「ああ、ずっと一緒だ」
「パパ! パパなら絶対勝てるよ! だって僕のパパだもん」
「ああ、絶対に勝てるよ。俺はお前の父親だからな」
「あなた、愛しているわ。私だけじゃない。あなたの家族はあなたがどんなになっても愛しているわ」
「ああ、俺もお前たちのことを愛している」
俺は気がついたら大粒の涙をこぼして泣いていた。涙が止まらない。心の底から感情が湧き出てくる。今ならなんだってできる。かつて自分が能力を暴走させたときを思い出した。今はあれと逆のことが起こっている。悲しみは喜びに、後悔は決意に、臆病は勇気に取って代わった。俺は一人じゃない。
「じゃあ、そろそろ行くよ」
「「行ってらっしゃい!」」
二人がそういうと目の前に色が戻った。そこには真咲も息子もいなかった。ジャックがこちらに手を差し伸べている。俺はジャックの目を見て、勢いよく手を振り払った。
「ぐっ! なんだ! 急に? こちら側に来るんじゃなかったのか?」
「悪いな。気が変わった」
「くそっ! ならもう戦うしかないな。とっくに死んでいる幽霊が出しゃばるんじゃねーよ!」
「俺は死体を操る幽霊じゃない。しっかりとここに存在している。黒崎深夜と真咲とまもるの三人が生まれ変わって一人になった。新しい人間だ」
「何を訳のわからないことを言っているんだ? 諦めろ! 黒崎深夜!」
「俺は黒崎深夜でもない。俺は黒崎まもるだ」
そして俺は、両の掌を棘の隙間に突っ込んだ。棘が俺の体を引き裂く。だけど構わない。もう逃げるわけにはいかない。棘が俺の体に食い込んでいく。腕の鱗が剥がれ落ちて鮮血が飛び散る。腕が引き裂かれ、痛みが俺を襲う。そして両手は完全に棘に飲み込まれた。体も半分ほど棘の中にめり込んでいる。俺は感覚がほとんどなくなった腕を最後の力を振り絞って動かした。両手で棘を左右に押し広げた。棘の城の中に道が開けた。そして、俺はその中に飛び込んだ。棘の中に空いた少し大きい空間の中にジャックはいた。
「くそっ! さっさと諦めやがれ!」
ジャックは同じく最後の力を振り絞って反撃に出た。
「おい、なんでここがネバーランドっていうか知っているか? 決してあきらめない奴がいるからだよ」
俺は大きく口を開けてジャックに噛み付いた。かつての師の肉が歯と歯の間に食い込む。口の中の異物を渾身の力を込めて噛み砕いた。顎が砕け、血が吹き出した。顎の骨が裂けて皮膚を突き破って飛び出てきた。痛み以外の全ての感覚はもうない。だけど空っぽになった心の隙間は優しい愛で満たされていた。
そして、ジャックの【選ばれしもの(ジハード)】と俺の【モードチェンジ スプラッターモード】は解除された。もう疲労で維持できない。だが俺の攻撃は有効だったらしく三つの処刑カウンターはまだジャックの頭上に表示されている。【モードチェンジ スプラッターモード】を維持できなくなっても処刑カウンターだけは有効らしい。ここで処刑宣言すればジャックを殺せる。痛みで意識がふっ飛びそうだ。今にも気を失いそうだ。だけど負けるもんか! ここで諦めてたまるか! 俺は、まだ戦える。これで最後だ!
「俺は、ジャックに対して処刑をせんげ」
そして、いきなり後ろから口を押さえられて羽交い締めにされた。くそっ! 誰だ? あとは処刑を宣言するだけなのに!
「悪いわね。そうはさせないわ」
この声は、聞き覚えがある。だが、誰だか思い出せない。俺の首を締め付ける腕の鎧から、先程街に向かった処刑隊の一人であることがわかった。ジャックにアキと呼ばれていた人だ。アキ? どこかで聞き覚えのある名前だ。アキと呼ばれた人物は、俺の首を渾身の力で絞めつけてくる。意識が薄くなっていく。ここまでか。そして地面に倒れこんだ。薄れ行く意識の中ではっきり聞こえた。
「ごめんなさいね。先生を許してちょうだい」
そう言うと、木元先生はジャックに肩を貸して彼を立たせた。
「大丈夫? あなた? だいぶ苦戦したんじゃないの?」
「ああ。俺たちの負けだ。退却する」
「ちょっと待って、まもる君に一言だけいい?」
「ああ。早くしろ」
そう言うと、木元先生はこちらを振り返り、
「ごめんなさいね。あなたのことを騙していて。でもこれで会うのは最後よ。さよなら」
俺は、ウサギ小屋での出来事を思い出していた。あの時、木本先生は誰かに電話していた。きっとジャックに電話していたのだろう。ウサギ小屋から【切り裂き魔(ジャックザリッパー)】の獲物候補をジャックに教えていたのだろう。だけど今はそんなことどうでもいい。全身を痛みと疲労が襲う。
そして、意識を完全に失った。
「まもるちゃん?」
誰かが俺の名前を呼ぶ。誰だ? 街のみんなは助かったのかな?
「まもるちゃん? 大丈夫?」
目を覚ますとひかりちゃんがしゃがみこんで、俺の顔を覗き込んでいた。どこだ、ここは? 俺の部屋じゃないな。さっきいた道の真ん中だ。
「みんなはどうなった? 処刑隊は?」
「やったわ。処刑隊は壊滅した。私たちの勝ちよ」
ひかりちゃんは笑顔で言った。すごく嬉しそうだ。
「そうだ! ジャックは? あいつはどうなった?」
ふと思い出したように尋ねた。
「ジャックはまだ生きているわ。血が点々と地面に残っている。仲間が来て助けられたのね」
木元先生のことだ。それにしても、あの人がジャックの奥さんだったなんて
「そうか」
「なーに暗い顔をしているのよ? もっと喜びなさいよ」
あまり喜ぶ気になれなかったが無理して笑顔を作った。よくみるとひかりちゃんの体に無数の傷がある。あまり大きくないが俺がさっき怪我したところと同じところに傷がある。
「もしかしてひかりちゃんが【癒える傷跡(ライトオン)】で俺を助けてくれたの?」
あの傷のまま放っておいたら危なかっただろう。ひかりちゃんは返事をする代わりににこりと笑って見せた。
「うっ。いってえ」
俺は無理やり体を起こした。傷はほとんどなくなったが体力はほとんど残されてないし、体のあちこちが痛くて仕方がない。
「ちょっ! まだ安静にしてなきゃダメよ! もうすぐ担架が来るから」
「いや、まだやることがあるんだ。いつも嫌味を言ってくるおばちゃん。わかる?」
「えっ? ああ、あの人ね。あの人がどうかしたの?」
「あの人に会わないといけない」
俺はこの努力の国(エンデヴァー)で最後にやるべきことをやりに行った。
[街の広場]
街の広場ではみんながお祭り騒ぎだった。みんなが笑顔で笑いあっている。本来この戦いに勝つことはできなかった。今も俺の目標は『逃げずに処刑隊を全員倒せるまで強くなること』のままに違いない。そして目標達成までの期間は変わらず二千四百六十五年だ。あのまま、目標ばかり気にしていたらこの戦いは負けていたのだろうな。嫌味なおばちゃんは、広場の隅の方で楽しそうに笑うみんなを見ている。心なしか楽しそうだ。
そして俺はおばちゃんのそばまで来て言った。
「勝ったよ」
「そうかい」
「嬉しそうだな。おばちゃんもみんなと騒げばいいのに」
「よしとくれよ。もうそんな歳じゃない。それはそうと、あんたに謝んなきゃね。悪かったね。ひどいことを言って」
「別にいいよ。それより一つ聞かせて」
そして俺はずっと気になっていたことを聞いた。
「なんであの時助けてくれたの?」
「なんのことだい?」
「なんで俺に救済能力をくれたのかって聞いているんだ。あなたが、この国を作った神様なんだろ?」
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