初夏色ブルーノートへの応援コメント
とても読みやすく、最後が前向きで素敵なお話でした。あまり多くを語らず、読者の想像に行間を埋めさせる簡潔さがいいなと思いました。
「智昭を追いかけていたら、この歌の二人のようになれただろうか。いいや、きっとなれなかった。さっきみたいに智昭のピアノを温かい気持ちで聴くことも出来なかったに違いない。」
最後のこの部分ですが、個人的には「なんでかな?」と思いました。別れてよかったのだと、自分を納得させるためだけに言っているわけではなくて、そう自然に思えているのですよね? あえて語っていらっしゃらない部分か、私が読み取っていない部分なのかなと思うのですが、純粋な疑問でした。
作者からの返信
ご意見、ご感想ありがとうございます。感謝です。
「智昭を追いかけていたらーー」の部分はご推察通り、自然に思って出た言葉です。歌の歌詞を聞いて、ふと想像してみたって感じですね。細かく心情書いてしまうと、以下のようになってしまうので省いています。
ーーいいや、きっとなれなかった。真摯にジャズに打ち込む智昭を見て、ジャズに嫉妬してしまっただろう。間に割り込み、智昭を困らせ、愛想をつかされて、別れて…… こんな風に素直にジャズを聴くことなんて、二度と出来なくなっただろう。さっきみたいに智昭のピアノを温かい気持ちで聴くことも出来なかったに違いない。
といった感じになるかな。ちょいとマイナス発言過ぎるので、書いてたら、ラストは違う感じになってたかもです。
編集済
初夏色ブルーノートへの応援コメント
これは素晴らしい!
物語を必要最小限に留めていながらも、所々に光る描写というか言葉の選択が秀抜ですね。
「静かにジャズ」とか「まろい甘味」とかの言葉がとても効果的だと思います。
雰囲気に浸れるという、短いながらも想いが詰まった物語と形容したらいいのでしょうか。後味がまるでウィンナコーヒーのようで、甘苦いけれど上品な仕上がり。お見事だと思います!
個人的に申し上げると、二人の別れがややさっぱりとしすぎているかなと思いました。
どうして別れという選択に至ったのか、そこをもう少し厚く見てみたかった思いもありますが、完成度は本当に素晴らしい。お見事、と言えるお話でした!
作者からの返信
ご意見感謝! 誉めすぎですよ、良いのかしらん。
指摘頂きました別れのシーン。これ、書きすぎても失敗するなぁって場面です。正直、苦手な部分。途中経過を入れたら、変化がわかりやすかったかなとは思うのですが、どうもね、説明臭くなりそうで、そこで嫌ってなるパターンの方が怖い(*T^T)
あと、個人的な経験もあり… 別れる時には良い想い出として残して、後悔させてやりたいじゃないですかぁ! どうこう言って、すがって、理由を問い詰めてって、自分にも腹が立ちそうだし。なんてことを考えてると、ああいったアッサリした感じになっちゃいますね。
ーぶっちゃけ過ぎですね。
誰か巧い別れのシーンを教えてください~(TДT)
初夏色ブルーノートへの応援コメント
お題に直球で、なおかつ無駄がなく、完成されている印象でした。
超個人的な感想なんですが、最近だらだらだらだら……書いているので、こういうきっちりした作品を読めて、清々しい気分になりました。
細かい点をいうと、てっきり大学生だと思い込んでいたので、「あ、高校生なの!」と驚きはしました。音楽コースがあるような高校でしょうか。明子も耳がいいのでしょうね。
作者からの返信
ありがとうございます。
高校生ってのは、吸収力や行動力はその頃が一番かなぁってのがイメージにあっての結果です。
でも、恋愛観とかはもっと年齢高い感じですよね。他の方々から別れが淡白すぎるって指摘が多く、高校生としては老成しすぎてるかと、少し年齢設定に後悔が出てたりもします。
高校は一応一般高校。個人的に音楽に長く触れ、ある程度本気で取り組んでいる二人って設定です。でも、明子は音大には行かないといった道を選んだといった感じになってます。
初夏色ブルーノートへの応援コメント
企画から来ました。
これはいいストレート系のお話ですね。
青春の甘酸っぱさの描写も素敵でした。
一つ気になったのは、明子、智昭から留学すると聞かされて、すぐに明子が別れ話だと認識したところです。お互い高校生であれば、留学するからといってそれがすぐ別れるという発想にはならないのじゃないかな、と。それらしい(智昭が別れたがっている)描写がないなら、明子の反応は「しばらく会えなくて寂しい」「え?別れるの?そんな必要ないんじゃないの?」みたいなのが自然だと思います。
もう一押し、「ジャズ?」のあとに智昭が「そう。だから俺たち別れよう」とはっきり言わせるか。または音楽の方向性の違いがだんだん二人の中ではっきりしてきたとか。
んー、俺の考えではどれもあんまりですね。
作者からの返信
ご意見ありがとうございます。直球勝負でいってみました。
別れの部分のシンプルさ。うーん、個人的には、昔の日本の女性みたいだよね?って感じの明子です。
彼の未来の為ならば、私は遠くで貴方の成功を思っている、みたいな? だったら枷にはなりたくないってな思考ですかね?
先の方々にも所々で書き込みしているんですが、ピアノ歴が長い二人で、プロを目指す人も見ているといった裏設定だったりします。
才能と練習時間。取り組み姿勢といったものはプロには欠かせないかなぁと考え、二人ともそれを理解していると思ってます。
智昭のジャスに対する姿勢が変化し、本気な様子が見てとれるようになった時点で、明子は恐らく別れを予感しはじめたのでは。二人とも高校生にしては、かなりシビアで大人な対応だったかなぁとは思います。
話も恋愛重視で書いていないので、個人的にはこんなくらいでいいかぁって軽い気持ちで書いてました。書きすぎても浮くなぁと思っていたってのもありますが(^-^;
初夏色ブルーノートへの応援コメント
企画から来ました。
そういえば高校生の頃に、「喫茶店でコーヒーをブラックで飲むのが大人」みたいに言われてたのを思い出しました。懐かしい。
恋愛時期は大学かなと思ったのですが、高校生だったとは!
ここは少しびっくりしましたが、音楽の才能って若いうちから開花する人いるし、高校中退して留学するとか、突拍子もない気がしないでもないですが、将来プロの演奏家になるような人ならそれで良かったんだと思うのです。
まあ、単なるクラスメイトなら「こいつと同級だった」と自慢話出来そうですが、親しすぎる関係なら自慢しにくいのが残念ですね。
シンプルにまとまっていて大変良かったです。
作者からの返信
ありがとうございます♪
そうそう、ブラックコーヒって大人の飲み物って言われてたんですよ! 本当は中学生に設定しようかなとも思ったんですが、留学させようって思ったら高校生の方がしっくりしたので、変更しました。
智昭はどちらかというと努力型の人。なので、才能というよりは、自力での勉学留学です。ひたすら努力してたんで、明子には冬辺りから智昭がジャズに本気だと察せられたんじゃないかな。
シンプルにまとまって~最高の誉め言葉です!! 感涙!!
編集済
初夏色ブルーノートへの応援コメント
全体的にとてもレベルが高いと思いました。
たくさん書いてしまってすみません。とてもよく書けていたので内容が頭に入りやすく、指摘しやすかったというか、悪気はまったくなく、こうしたらもっと良くなるかな? と思ったので。
◆他の方のコメントに関して、また、私が気になったところ
>別れの選択に胸を張れる
は、私はこのままで良いと思いました。
コーヒーの表記については、「ウィンナー珈琲」「アイス珈琲」のように、カタカナと漢字が混ざるのが、見た目にちょっと気になりました。でもここは作者様の裁量なので、このままでも良いと思います。
智明の演奏だとわかったのは、おそらくここですよね
「少し癖のある間の取り方。」
これだけでも良いのではと思いましたが、もう少し何かあると、読み手に親切かも知れません。
また、以下の会話部分、もう少し工夫して自然にするとさらに良くなるのではと思いました。ヒステリーという言葉は、今はあまり使わないような気がして。
洒落た感じにまとまっている本作で、浮く要素がある単語のように思いました。
「そこはね、大人ぶりたいの!」
「はぁ? コーヒー飲めたら大人なの?」
「いいじゃないの! 智昭のバカ!」
「明子のヒステリー」
「うるさい!」
また、会話だけでなく物語の冒頭やラストなどで、主人公のおおよその年齢というか、高校時代からどのくらいの時間が経過したのか、少し描写があるとより落ち着くかな、という気がしました。
◆特に良かったところ
ジャズにお詳しいのかきっちり調べたのかわかりませんが、作者様の持っている知識を必要最小限で、ストーリーの中で効果的に生かしているのが素晴らしい。
ジャズ・ハノンなど、なるほど! と思いました。店名とリンクさせているのもいいアイディア。
喫茶店の描写も秀逸で、光景が目に浮かびます。私の好きなタイプのお店です。
実在のお店をモデルに描写されたのか、頭の中で組み立てたのか、興味を持ちました。
作者からの返信
ご意見ありがとうございます。
胸を張れる、珈琲の表記は、前の方々にお知らせした感じ使っています。
少し癖のある~ですが、あまり書くと、知識の浅さがバレる可能性があり、雰囲気ぶち壊しにならないように、サクッと流しました(←嫌なネタバレ)
会話文ですよね。自分も「どうかなぁ、コレ?」と思ってるんですよね。ここだけ、しっくりこない。ヒステリーの指摘はごもっともです。ですが、この言葉が使われていた時代だと考えれば、明子は結構に歳をとってるなぁとも取れるかも!
年齢の表記も悩んだところです。ただ、智昭がある程度知られているジャズ奏者だと仮定すると、10年以上は経過しているのかなぁと察していただけるかと、読者様に期待して書いていました。
ジャズに関してはBGM程度。かなりなハッタリで頑張っています。
喫茶店の描写は「ジャズ→夜のバーカウンター→物憂い女」な連想から。ダウンライトで夜の空気感がある喫茶店を知っていて、そのイメージも入れ込んでみました。喫茶店でありながらバーな感じ。個人的には贔屓にしたいんですが、どこかにないでしょうか!
場面転換は「明→暗→明」で「現在→過去→未来」といった時間の移りを考えての設定です。効果的に使えていると良いなぁ。
初夏色ブルーノートへの応援コメント
うん。いいですね。ウインナーコーヒーあまにがな感じと明子の気持ち重なりが、シンプル表現されてて良かったです。
ハノンのジャズ版(?)があるとは知りませんでした。そんな名前の喫茶店をみつけたら、思わず入ってしまうのは頷けます。
あ、towはtwoのミススペルですね?
作者からの返信
感想、ありがとうございます。
喫茶店の名前を決めるのに、「ジャズ ピアノ」で検索して出てきたのが「ジャズ・ハノン」でした。面白いなと思って使ってみました。この時点で智昭と明子の関係は未定。店名が決まってから細部が固まった感があります。
あ~、ああ~っっ!
スペルミスですぅ!!
直して来ました!
ありがとうございまするぅぅぅ!!!
初夏色ブルーノートへの応援コメント
企画から来ました。
全体の描写は素敵だと思いました。
物語の展開は直球なのでおかしなところはありません。
作中で少し気になったところがあるのですが、喫茶店で流れた「Tea For Tow」が、智昭の演奏だとわかったのはなぜでしょうか?
以前とまったく同じなら演奏としてわからなくもないのですが、音の表情が多彩になった(耳に残るフレーズ。少し癖のある間の取り方。)とあるので、よっぽど個性的な演奏でじゃないと誰が弾いているのか確信するのはかなり難しいのでは?と思いました。
曲紹介のあるラジオ、だったのでしょうかね?
あと、表現的な事ですが、ウインナーコーヒーとウインナー珈琲の表記がありますが、これは意図的なものでしょうか?
まろい甘み、という表現がよくわからなかったので調べたのですが、まろいが丸いとしか出てこず、ちょっと意味がわかりませんでした。無知ですいません。派生語としてのまろやかを表現する語句だとは思うのですが、こういった表現をしたのを見たことがなかったので。
>あの頃よりも少し苦い。
この文章ですが、あの頃は以前飲んだウインナーコーヒーです。今回飲んだウインナーコーヒーとはお店が違い、同じウインナーコーヒーではないので、『あの頃よりも』より『あの頃飲んだウインナーコーヒーよりもこの店は』みたいな感じにした方がいいかなと思いました。
>別れの選択に胸を張れると
ここは誤字でしょうか?
別れの選択に胸を張れと、かな?
違っていたらごめんなさい。
あくまで私の感想なので気にしないでくださいね。
素敵な物語をありがとうございました。
作者からの返信
ご意見ありがとうございます。
智昭の演奏だとわかった理由:裏設定では同じピアノ教室に長年通っていて、子供の頃から互いの音を聴いています。フレーズの一瞬の間に智昭はやや間をためがち。聴き慣れた明子やファンには判るといった癖です。「少し癖のある間の取り方」という所がそれを表しています。ピアノはあまり詳しくないですが、他の楽器だとビブラートやピッチで癖が出て、ヘビロテで聴いていると案外わかってきたりします。ポップスでも曲調や音階で「あ、らしいな」って思ったりしませんか。そんな感じで判断がついたといった感じです。
コーヒーの使い分け:誤植してなければ、現在「珈琲」過去「コーヒー」で使い分けています。時間経過が書いててわからないなぁと思い、自分の中での整理も兼ねて書き分けました。
まろい甘味:まろいは角がとれたといった意味合いもあるので、強い甘味ではなく、柔らかい甘味と解釈頂ければと思います。あまり使わない表現かもしれないですね。
あの頃よりも少し苦い:味覚は記憶や場所、各種の環境や体調にも影響されます。こちらの文章は、記憶の比喩になります。若い恋愛は甘く恋に酔う部分が強いのではないかと個人的には思います。自分が書いた明子は年齢を出していないですが、30代が大雑把なイメージです。大人の恋愛は甘いだけでは出来ません。若い頃と比較すると、苦しみや悩みが重くなりがちなので、それを珈琲で表してみました。ということで、単純に味としての表記ではないので、ご指摘いただいた表現は使えないかなぁと、思ったりしました。ごめんなさい。
別れの選択に胸を張れる:さこゼロさんの所に書いてありますが、きっと智昭と明子が別れなかったら、智昭はジャズに専念出来なかった。だって、互いに好きな気持ちを持って別れたという設定だから。きっぱりと離れて連絡も取らずに智昭はジャズに打ち込んだから、ジャズピアニストになれたと思うのです。明子は言葉にしなくても智昭のジャズに対する姿勢を理解し、別れるという選択をしました。そして智昭はプロになった。だから胸を張ったのです。説明すると結構めんどくさい感じの心理ですよね。わかり辛いかもしれないですね。
ご意見いただけて嬉しかったです。解説してたら、明子の事がより理解できて楽しめました♪
初夏色ブルーノートへの応援コメント
ジャズピアノ、いいですねぇ。
直球の内容で読みやすかったです。
ウインナーコーヒーの甘苦い味が効いていますね。飲みたくなりました(笑)
作者からの返信
ありがとうございます♪
「昔の恋=甘苦い=ウインナーコーヒー」といった単純な発想でした。自分が飲みたいなぁと思ったのもあります。
生クリームだけだと、ビジュアルが寂しいので、若い時は「ポップでカラフル=チョコレートスプレー」、歳を経て「落ち着いた感じ=アラザン」にしてみました。
アラザンのプチっとした感じも、若干のわだかまりを感じられて良いかなぁと、今、思ったりしました。
ウインナーコーヒー、飲みたくなってきた!