これでお子さんの成績が上がります

こうせつ

自分から勉強しない理由とその改善策

「勉強しなさい」

この言葉を聞くとしぶしぶ宿題にとりかかる。

毎日のように言っているのに、勉強を自分からやろうとはしない。

これはなぜだろうか。


結論から言うが、

「その言葉は表面的なものだから」である。何を言っているのか分からないかもしれない。そこで1つ、具体例を紹介する。

雑草が生えた庭を想像して欲しい。その庭を所有する男は、雑草という「良くないもの」が土の表面を覆っているのを見て、それを排除しようと考えた。彼はカッターを手に取り、稲を狩る時のように、雑草を刈った。地面より上の部分のみである。刈り終わった直後は良かった。良くないものは何もないように感じられた。

しかし数日後、庭を散策していると、刈ったばかりの雑草が伸び始めていることに気が付いた。彼はイライラし、再び雑草を刈る。彼は「なぜ雑草は伸びるのか」と嘆く。そんなことの繰り返しである。


しかしみなさんもお気づきの通り、悪いのは雑草ではない。雑草が生える元となるのは根っこなのに、根を見ず葉を見ているのが問題なのである。

これは教育においても言える。

宿題をやれと表面的な行動に働きかけたところで子どもの根本的な考え方は変えられないのである。


では具体的には何をすれば良いのだろうか。それは、子どもが自ら勉強したいと感じるように仕向けることである。

子どもに勉強することの意義を教えるのでも良い。行きたいと思えるような学校を紹介したり、歴史マンガや図鑑を買うのでも良い。

とにかく子どもの本質的な部分に働きかけ、主体的に行動させるのが良いと私は考えている。

「勉強しなさい」という言葉の有効期限は数時間だ。

表面的な部分を見てあれこれ指示を出すのではなく、子どもの視線に立って、深い部分に存在する根っこに目を向けるよう心がけてほしい。

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