王女の辱め

一ノ瀬 彩音

第1話 王女の辱め

地下にいるリリセナはライタル国にあるイタル城の王女なのでして、

リリセナ自体は本当に王女としては立派に公務をこないしているし、

しっかりと王女として恥じない行動をしているのです。


そんなリリセナは今年で20歳に成ったばかりでして、

リリセナは婚約者によって地下にいるのです。


何故、地下にいるのか?


イタル城には当然の事ながら、地下が御座いまして、

その地下ではある事が起きているのです。


リリセナは婚約者により四つん這いにさせられて

恥ずかしい恰好をしているのです。


婚約者の名前はジャレッドでアイハム国にあるイハム城の

王子でして、年齢20歳なのです。


リリセナとジャレッドは本当に仲睦まじいし、

ジャレッドはリリセナの事を可愛がる事が大好きなのです。


地下にいるリリセナとジャレッドは少々肌寒いし、

それに天井からは水滴が落ちてくるし、地面には

小さな虫も徘徊しているのです。


そんな所でリリセナは冷たい床で四つん這いにさせられているので

本当に恥ずかしい恰好と言えます。


リリセナの恥ずかしい恰好を見ているジャレッドは

こう言うのです。


「リリセナ、随分と恥ずかしい恰好だな、お似合いだな」


「っ……まるで犬みたいな恰好ですわね、本当に恥ずかしいです」


「そうだな、本当に犬みたいだな、くはははは」


「そろそろこの恰好をやめても宜しいかしら?」


「ダメだな、許さない」


「そ、そんな……こんな恰好は恥ずかしいので嫌です」


「そんな事を言うなよ、な?」


「わ、分かりましたわ」


「それでいいんだよ」


確かにリリセナは恥ずかしい恰好なのですけど、

他にも恥ずかしいという理由があるのです。


四つん這いの上にショーツまで丸見えなのですから、

リリセナにとっては恥ずかしい所じゃありません。


羞恥心過ぎて如何しようも出来ないし、

如何すればいいのって感じですけど、

リリセナはもう耐えるのも限界なのです。


「本当にこの恰好をやめたいです」


「やめたいか、やめていいからな」


「本当ですか?」


「本当だよ」


そうするとリリセナは普通の体勢に戻り、

腰をあげて立ち上がるとこう言うのです。


「ジャレッド、今まで屈辱的な事をさせてくれましたわね、

私は怒っているのです!!!」


「怒る? 俺は楽しかったけどな、くはははは」


「貴方は楽しかったでしょうね、でもね、私は苦痛でしか

なかったわね」


「そうか、それは悪い事をしたな」


「それでも許しません」


「何でだよ」


「辱めをされたのですからね、婚約破棄しますわねっ!!!!」


「嫌々っ、やめてくれ~~~」


「いいえ、破棄しますので!!!」


「分かったよ、受け入れるよ」


「それでいいのよ」


リリセナはジャレッドに婚約破棄を告げると

足音を立てながら、地下から上がる階段を使って

一階へと戻るのです。


肝心のジャレッドはリリセナに辱めをしたと言う事で

大衆の前でエッチな本の朗読をさせられ、

ある意味ではざまぁなのかもしれないのでした。

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王女の辱め 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019

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