第19話 夢の通い路人めよくらん

いつからだろう教科書の内容じゃ飽き足らず図書館の本でまで古典文学作品を読むようになったのは。子どもの内は好奇心が旺盛なので何にでもてをつける。飽きたらやめる。その繰り返しは誰もが通る道。最初から一つの方に向いてられる方が忍耐強過ぎて人生何回目かききたくなる。まず皆児童文学作品くらいは読んでると思うんだよ。まぁ私ほどではないだろうけどね。私の場合書いてる人が古典好きをプロフに書いてらしたのでそうか私も読んでみようとなった。好きな人の好きなものは真似したくなりますよね。あれと一緒。読んでみたら現代語訳見てたらなんか分かったのでどんどん読んでいった。最初は源氏物語だったかな。あとは何読んだか忘れたけどなんか日記がつくやつ。わりかし頭のいい小学生でしたね。本人は普通だと言い張ると思いますが。先生が若かったので頭いい子のことあんまり知らなくて理解してもらうのに苦労しました。先生も若い頃はそれなりに頭良かったのではと推測しますけどたぶん勉強ばっかりでそんな本読まない人だったんでしょうな。協調性がないとか言われても小学生にあほに合わせろとか言わないでよ。馬鹿にされてるんだから。昔から年とってる先生とは相性が良かったのですが。扱いをよくわかってるし頭いいし授業ちゃんと聞いてくれるなら好感度あがりますよね。テストの点いまいちでも、学校の授業なめてる人よりはいい生徒だったんじゃないですか。本当に好きなら我慢できることだってある。推しが強すぎると邪険にされてしまうもの。だからこそせめて夢の中でくらいはなんだってありが許されてもいいじゃないかって思いませんか。我慢しすぎると体にもよくないから。ストーカーするよりは頭の中を覗けるくらい詳しくなればいい。考えをあなたのと近づけるためには私は何を読めばいいのかな。同じ本だって読んでもわからないかもだけど。何もしないよりはマシなはずだ。心の中を覗けたらどんなにいいかって誰もが一度は考えるもの。別に変なことじゃない。だって違う人じゃなきゃ惹かれたりしないわ。いつもは聴かないのこんな曲。それだけわかってれば十分だ。あなたになりたいわけじゃないけどあなたの中身を覗いてみたくなった。好きなあなたが夢の通い路を通ってここまで来てきれたなら私幸せよ。ずっと覚えてて思い出すたび幸せになるの。夜は全てを隠してくれるからあなたのことが好きだってばれるわけないじゃない。いったい誰の目を気にしてるのよ。恋人じゃなくても夢の通い路を通って私に会いに来てくれたら二人はずっと強く想いあっていられるのかな。

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