『鋼鉄』
・問題
真っ白な部屋にテーブルが一つとその向こうにドアが一つあります。
テーブルの上には六連発のリボルバー銃が一丁と親指ほどの大きさの小瓶が置かれてあります。
そのどちらか一方を使うかで先のドアの行く先が変わります。
ちがう使い方を行った場合、あるいはもう使えなくなってしまった場合は二択を選べない状態となります。そうなると先にも後にもどこにも行けずにここで干からびることとなります。
なお、片方を使った後でもう片方を使うことは可能ですが、結果は変わりません。また、それぞれを持ち出そうとしてもドアを潜った瞬間に消えてしまいます。
・リボルバー銃
ロシアンルーレットです。
中に銃弾が一発入っていますが外からは確認できず、重量などでもわかりません。チップのデーモンも教えてはくれません。
銃口を挑戦者の脳か心臓に向け、距離が射程距離内ならば自動的にシリンダーが回転して銃弾がランダムに装填されます。そしてその状態で発引き金を引いて初めて『使った』ことになります。使って、生き残れればドアが開き、先へと進めます。
自分に向けないでも引き金は引けますが、一度でも発射されたら再装填されないのでもう選べなくなります。
→『六分の一』へ
・毒入り小瓶
瓶はスクリュー式の蓋がしてあって、中にはどろりとした液体が入っています。
この液体を飲み干して『使った』ことになります。
味は人によって感想が異なるようですが効能はただ一つ、残りの寿命が半分になります。
これは概念的なもので、免疫力や解毒剤で何とかなるものではありません。唯一の例外はこの迷宮の願いによるものだけです。
何かしらの効果で液体の効果が失なわれれば、選ぶことができなくなります。
瓶ごと飲み込んでも先へは進めますが、挑戦者が尋ねない限りヒントも貰えません。
→『二分の一』へ
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