昭和96年卯月2日 要塞に刺さる号砲の日

 国としてのスタートダッシュには失敗したが、バンチョー大統領率いる横浜ベイ合衆国との死闘を勝ち越した神宮スワロー帝国高津教皇だったが、とうとう昨年のセ界の覇者大読売帝国との演習が決定しスイドーブリッジの絡繰童夢要塞まで兵を進める。

 本日の先発隊は先発隊長を務めるライアン将軍である。

 一方大読売帝国、予科練に於いて母校が優勝した原総理は本日の先発隊に自らの身内で同予科練を母校とする追撃王菅野を予定していたが負傷の為代理を立てることになった。

 山賊出身者ではあるが読売帝国の農林水産大臣となった野上大臣が先発の任を受ける…。

 絡繰童夢要塞は熾烈を極めたライアン将軍と野上大臣が見事な守護を魅せ5の刻まで均衡が続いた。

 しかし、6の刻、村上水軍の号砲が絡繰童夢要塞に突き刺さる。

 この一撃が致命傷となり、大読売帝国は勝利を逃す事になった。

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