昭和96年水無月16日 交流演習終了の日

 セ界がパ諸国を圧倒し、更には久々の勝利に酔いしれる赤ヘル共和国軍であるが、交流演習はまだ終わっていなかった。

 海路より北海道公国海軍伊藤が艦隊を引き連れて首都マツダに強襲。

 しかし、首都マツダには疫病により前線を離れていたあの制御不能将軍アレン大佐が戻っていた。

 連日連夜の防衛戦、マツダに平穏はやって来るのか…。

 3の刻、久々の指揮を執るアレン大佐であったがパワーウォーリアーとフォルモサの王族に被弾を受けてしまう。

 5の刻に海軍伊藤提督を包囲し赤い流星野間猫が駆け抜け、戦局を僅差にするが、アレン大佐が退却し槍使いコルニエルが指揮をする6の刻にて軍師石原が謀反を起こす。

 またゴルファー石川のパターが決まり戦局は断然公国軍が有利となる。

 さらには7の刻、救援に来た中田連隊長がたったの20歩で部隊を壊滅する始末。

 もはや赤ヘル共和国軍に白星勲章は消え束の間の完全植民地脱出生活は終わってしまった。

 この演習により、交流演習は終了。

 赤ヘル共和国軍は不名誉な序列で終えることになった。

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