昭和96年弥生31日 硫黄島よりの使者の日

 タイガー獣人国の演習初戦を制した赤ヘル共和国。

 佐々岡大統領は首都マツダの守りを固めるべく床板を強化する事にした。

 一方、タイガー獣人国、若き将校司令官候補生伊藤が実戦の指揮をとる。

 籠城戦で床板を強化する赤ヘル共和国、しかし、それは陽動であった。

 敵、タイガー獣人国の攻撃陣を砦に集中させて、裏では聖闘士による別動隊が展開していた。

 虚を突かれた獣人国は動揺を隠せない、さっきまで何も無かった田んぼだった所がクロン戦車が通れるような大道になっていたのだ!

 赤ヘル共和国のインフラ技術にさすがの獣人国のブラックスミス、岩使いも真っ青だった。

 そして、9の刻、硫黄島よりの使者栗林中将が見事なゲリラ戦で獣人国に勝ち越すのであった。

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