書きラジ

@takamineyuto

Aパート


奈々瀬「全国の生ハメイトのみなさーん、パコんにちわー。

…って、ここでもこの挨拶使いまわすワケ?」

美岬「もう、ダメですよ奈々瀬さん。パーソナリティとしてキチンと進行してください」

奈々瀬「はいはい、わかりました。…まさか美岬に正論を言われる日が来るなんてねぇ」

美岬「奈々瀬さんの中で私への扱いヒドくなってませんか!?」

奈々瀬「それでは、気を取り直して…。”抜きゲーみたいな島に住む貧乳ワタシはどうすりゃいいですか?”非公式作品集『抜きゲーみたいな島を書きたい厨二病ワタシはどうすりゃいいですか?』、通称”書きたし”の世界からお送りする風ラジオ、書きラジのお時間です。

本ラジオでパーソナリティを務めさせていただきます、片桐奈々瀬です。よろしくお願いします。 …えー、そして」

美岬「全国の生ハメイトの皆さん、パコんにちわ~。NLNS運送担当トラック野郎の畔美岬です、デブっす!」

奈々瀬「デブっす~…相変わらずこの挨拶気に入っちゃってるワケ?」

美岬「いやぁ~。久々のシャバの空気は美味ぇですねぇ、奈々瀬さん」

奈々瀬「まぁ、確かにアタシ達がこうやって話をするのも…1年振り?くらいだものねぇ」

美岬「そう!そうなんですよ!それなのに、突然なんですが何なんですかこのラジオ?は」

奈々瀬「なんでも、アタシ達を物語の主人公にして色んなお話を書こうとしてた人のボツネタ供養番組…ってことらしいわよ、メタいけど」

美岬「何なんですかそれはっ!中途半端な!志し半ばで諦めてサジを投げたものの、女々しくネタの核心だけでも披露したいだなんてあけすけな魂胆が見え見えじゃないですかっ!

かーっ、こんな中途半端な男の尻拭いに駆り出されるだなんて、いくらお尻のエキスパートの私でも勘弁ならんですたいっ!」

奈々瀬「まぁねぇ…こういう口先だけで実行力を伴わない人というのは、アタシもどうかと思うわねぇ」

美岬「だいたい、こんなムダ話書いてるヒマと労力あるならケツの穴引き締めて最後まで書ききれってんですよ!ホラ、奈々瀬さん、もう帰りましょう。時間のムダです。ホラ、ホラ!」

奈々瀬「まぁまぁ…確かに決めたことを途中で投げ出すようなろくでなしだとは思うけど…。それでも今回は反省してこのお話を書き上げようとしてるんだから、最後まで付き合ってあげましょう、ね?」

美岬「はぁ…奈々瀬さんって、頼まれると断れない性格ですもんね。そんなことだからダメンズ好きそうなんて言われるんですよ?」

奈々瀬「ちょっとぉ!?それとこれとは関係ないんじゃない!?」

美岬「はぁ…わかりました。奈々瀬さんがそこまで言うなら、ほら、サッサとお話進めちゃってください。ちゃちゃっと終わらせて食べ放題行きましょう、食べ放題。

せっかくこの収録の為に本島まで来たんですから、食べなきゃ損ですよ!そ・ん!」

奈々瀬「そっちが本音じゃないでしょうね…。まぁいいわ。確かに美岬の言うことも一理あるしね」

美岬「うひょーさすがは奈々瀬さん!話がわかるぅ!肉食いましょう、肉!」

奈々瀬「はいはい、わかったからヨダレを拭きなさい、ヨダレを。いくらラジオで顔が見えないとはいえ、女子としてどうかと思うわよ、美岬」

美岬「…っと、すみませんデブ~。ついつい、溢れるにk…脳汁が抑えきれず」

奈々瀬「口から肉汁でも脳汁でも垂れてきたら大問題じゃないの…。はいこれ、ハンカチ。貸してあげるから拭きなさいな。…っと、それではこのまま本編、Bパートへと参りましょう」

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