よりぬき! もっとPLトーク集《010~020話》
これは、本編にて語られることのなかった、「約束のプラネテス」の裏の話……そう、PL達の物語(その2)なのである!
今回は「過去に生きた者たちの物語」にあたる話数内から、PLトークをよりぬきました。前回同様、本編の添え物としてお楽しみいただければ幸いです。主食にしていただいても結構です。
なお、こちらも本編のネタバレを多く含んでおります。まだ本編をご覧になっていない方は、先に本編をご覧いただくのをお勧めします。
◆「012:邂逅」────
・「初めまして」の4人組。────
GM :(オープニング、「011:宵の明星」の内容を描写するGM)
ルナ :ああそうか、NOW ON 大破局なんだったな設定
タイヴァルド(以下名前が長いため、「タイヴァ」):起きた直後やね
ルナ :顔見知りにはしときましょうか。1から関係構築するのめんどいし。タイヴァルドとは同僚だけど
タイヴァ:まぁ魔動機全盛期で生身がこんだけ強い奴、勝手に有名人になるでしょ
と思っている
GM :そうですね、魔動機に頼らずここまでフィジカル強い奴らは珍しいでしょう
タイヴァ:芸能人同士みたいなもんよ
アリッサ:顔見知りくらいですね、みんな有名そう
GM :そうだね、避難民たちも貴方たちのことを知っているでしょう
今回、「過去に生きた者たちの物語」では全員が冒険者ではありません。「大破局」に巻き込まれた力のある一般人……という立ち位置です。ですが、これだけ力のある一般人などそうそういないでしょうから、何かしら有名人であったり、その業界では知らぬものはいない。といった立ち位置になっています。
・PLの直感────
GM :(研究所の前でDrメテオールとライカが登場するシーン)
ルナ :もう見るからに悲惨な目にあいそうだもん、このケモミミ少女
タイヴァ:幸薄葬(誤変換)
スチュワート(以下名前が長いため、「スチュ」):僕たちみんな悲惨な目にあうから平等だよ
タイヴァ:「そう」が誤変換されたがそこまで誤ってないから大丈夫だな
すでに警戒されとる……、なおこの直感はまったくもって正しいので正解です。
◆「013:終末戦線」────
・“魔女”の恐怖────
研究所を襲いに来る蛮族たち。それを迎え撃つのは4人のPC達。彼らは、武器を手に迫りくる蛮族たちを迎え撃つ……!
ルナ :んじゃ手番もらってっと、ワーウルフたちを起点にしてっと
ルナ :《スフィンクスノレッジ》《ビートルスキン》を使用
ルナ :宣言【ダブルキャスト】で、まずは妖精魔法【ファイアストーム】から
GM :OK、かもん!
ルナ :行使判定……(コロコロ)敵の抵抗は抜けたな
ルナ :ダメージはっと
ルナ :ワーウルフA⇒威力40[10]+18 > 2D:[2,6]=8 > 10+18 > 28
ルナ :ワーウルフB⇒威力40[10]+18 > 2D:[4,6 1,4]=10,5 > 11,6+18 > 1回転 > 35
ルナ :ワーウルフC⇒威力40[10][10]+18 > 2D:[2,4]=6 > 7+18 > 25
ルナ :【ダブルキャスト】の2段目は同じ対象に【ファイアブラスト】
ルナ :魔法行使 (2D6+17+1-10) > 2[1,1]+17+1-10 > 10
ルナ :て~んww!!
タイヴァ:ほげえええ
ルナ :だが【ファストアクション】の効果でもう一回できる、さっきと同じことを繰り返すぞ
ルナ :行使判定……(コロコロ)敵の抵抗は抜けた
ルナ :ワーウルフA⇒威力40[10]+18 > 2D:[6,4 2,5]=10,7 > 11,9+18 > 1回転 > 38
ルナ :ワーウルフB⇒威力40[10]+18 > 2D:[5,1]=6 > 7+18 > 25
ルナ :ワーウルフC⇒威力40[10]+18 > 2D:[6,5 2,6]=11,8 > 12,10+18 > 1回転 > 40
GM :痛すぎるんだが!!?
ルナ :【ダブルキャスト】の2段目は同じ対象に【ファイアブラスト】……あっ、これワーウルフの抵抗抜いたわ
GM :ホントじゃん! ワーウルフ抵抗17しかないのか!
ルナ :ワーウルフA⇒威力10+8 > 2D:[4,4]=8 > 4+8 > 12
ルナ :ワーウルフB⇒威力10+8 > 2D:[2,4]=6 > 3+8 > 11
ルナ :ワーウルフC⇒威力10+8 > 2D:[5,3]=8 > 4+8 > 12
ルナ :ワーウルフぜんぶ落ちたな……
スチュ :つよつよじゃん
ルナ :後は温存でいいだろう、殴る相手もいないしね。一応「ラルヴェイネの羽冠」を試しておくか
※「ラルヴェイネの羽冠」とは、MPを一定量支払うことで主動作を増やすことができる装飾品のこと。ただし、1dを振って5か6を出さないといけない。
ルナ :(1D6) > 6
GM :ひぃ!!!
タイヴァ:ワロタ。今ならバータフチャンス!
ルナ :まぁ一応……【サモン】でフィルギャを召喚して、【バーチャルタフネス】を行使させておこう
リプレイ本編でも一瞬で灰燼に帰していたワーウルフさんたちでしたが、実卓でも1手番内に殲滅されていました。おそろしや……
・アルボルの謎────
ルナ :(迫りくるアルボルエルダーたちを見つつ)アルボルって炎弱点じゃん
スチュ :樹だからかな?
GM :でも火を使うんですよね、この子たち
ルナ :ドMじゃん
アリッサ:ドMは笑う
タイヴァ:弱点攻撃喰らってブチ切れて自分たちも使うようになったメリアみたいな……そんなんだったよね?
GM :ですです、製鉄の為に樹を切るドワーフが嫌いらしいんだけど……何故か炎を武器にまとわせたりするんだよね。炎でほんとに大丈夫?(※)
※ドワーフは[剣の加護:炎身]の効果で、あらゆる火属性ダメージを無効化する。
アリッサ:あほの子じゃん……しかも森、燃えるのでは??
タイヴァ:ドワーフ憎んで炎使うはだめでしょ
そんな会話を繰り広げつつ、ガンガン燃やされていくアルボルエルダーたち。かわいそうだなぁ……
・必殺の横薙ぎ!────
スチュ :薙ぎ払い宣言! 目の前のボルグサプレッサーたちに切りかかる!
GM :こい!
スチュ :(コロコロ……)命中!
GM :うぅ、ダメージどうぞ!
スチュ :ボルグサプレッサーA⇒威力50[9]+25 > 2D:[6,3 6,4 5,4 6,1]=9,10,9,7 > 12,13,12,10+25 > 3回転 > 72
スチュ :ボルグサプレッサーA⇒威力50[9]+25 > 2D:[4,2]=6 > 10+25 > 35
スチュ :え?
GM :なん……だと
タイヴァ:おほ^~~
アリッサ:すっごい火力!
GM :もうちょっと持ってくれよボルサプちゃん…!
と、願うGM。しかし、僅か数十秒後には陥落するボルグサプレッサーたちでした。流石冒険者レベル11! かなり手ごわいですね……
◆「014:赤と黒」────
・「赤い布」の患者たちを処置していく4人のシーン────
GM :(無数の患者たちを、4人が応急処置していく様を描写する)
タイヴァ:アリッサさんが痛みもなく終わりにしてくれるって聞いたんですけど
GM :草
アリッサ:そんな正義はないわ!!
タイヴァ:だめか~ ……シテ……
スチュ :アリッサがそんな正義を持ってないなら今日は殺せないな~、ロボット三原則にひっかかるからダメだわ
GM :ふむ……(コロコロ)
スチュ :なんかこのダイス怖いんだけど……
GM :なるほど(にっこり) では、スチュワートは……
本編文章────
そんな暗い様子のマスターを、少し心配しながら見ていたスチュワートだが、何かに袖を引っ張られる感覚で我に返った。
「わっ」
驚いてそちらの方を振り向くと、机の上に乗せられた患者の一人が、スチュワートの袖を掴んでいたのだ。体中に包帯が巻かれ、にじみ出た血でその体はどす黒く染まっていた。彼の表情は虚ろで、その瞳に輝きはない。おそらくはもう、何も見えていないのだろう。その患者の腕には“黒”の布が巻かれていた。
「す、すみません。もう少しまってくださ────」
そう言いかけたスチュワートは、その黒布の患者が何かを呟いていることに気が付く。まるでうわ言のように、微かな声を発しながら唇を動かしていた。
「……」
そっと、スチュワートは耳を近づける。黒布の患者は、喉から絞り出すようにして言葉を発していた。
PLトーク────
ルナ :やーみおち!やーみおち!
タイヴァ:「縺ョ繧阪o繧後m縺?◆縺?¥繧九@縺」
GM :闇落ちってか闇そのものじゃねーか!!
スチュ :この人って……なんかのプレゼントの人か!?
タイヴァ:だな
ルナ :ぽいね
アリッサ:普通に重いやつだった……ここで繋がってくるか
ルナ :確かロッカーにはなんもなかったんだっけ? 現代では。
タイヴァ:ロッカーからはなくなってた ことだけしかわかってない
アリッサ:なかったですね。渡せたのかな? っていう感じでした
GM :えぇ、現代にはプレゼントはありませんでした。渡せたのかな? 渡すのかなぁ?(ねっとり)
ルナ :どうなったんだろなあ
「今を生きる者たちの物語」で仕込んでおいた伏線の一つ。ロッカーに仕舞われたプレゼントのお菓子ですね。PC達はしっかりと渡しに行っていましたが、PL達は最初こんな話をしていました。
・Drメテオールを問い詰めるシーン────
GM :(隠し事がある様子のDrメテオールを描写している)
タイヴァ:こいつの弱点見抜きてぇなぁ^~~
GM :草 これは学者の目ですわ
ルナ :(Drメテオールを問い詰めながら)そろそろやめてやるか……
スチュ :ちなみにこのシナリオでのこの時代、リカント自体はメジャーな存在ですか?
GM :勿論メジャーです、普通にルルブに記載のある種族は全種族存在していると思ってもらって構いません
スチュ :よかった、人体実験でケモミミが生えたわけじゃなかったんだ!
GM :(ッ……! 鋭いなこの人)
というか、おおむね予想は当たっていたのです。恐ろしいPL達ですね。
・ライカのプレゼントを確保するシーン
実はリプレイではサラっとプレゼントを回収したことになっていますが。実際は警備員室のロッカーを漁りに行くところまでやっていました。
GM :(プレゼントを見つけ、お菓子の詰め合わせとメッセージカードが入っていることを伝える)
ルナ :毒入ってたりしないだろうな??
GM :しないよ!!
ルナ :よかった、遺産争いはなかったんだ
アリッサ:なんでそんなに不穏な感じになるのだ??
ルナ :GMが悪いよGMが
タイヴァ:こんなスタッフ全員クッソ金持ってそうな施設の子に……ただのお菓子?(深まる邪推)
ルナ :前科ありすぎ問題>不穏
お菓子に毒入れるなんてしたことないでしょうが!! ただちょっと選択肢を誤ると悲惨な結果になることが多いだけです。
◆「015:ライカ」────
・真打登場、ボクの名前は「ライカ」!────
倉庫に赴いた4人。そこで、初めて獣人の少女「ライカ」と接触する……
GM(ライカ):「────はいっ! って。さっき“ボク”のことを助けてくれた人たち!」
スチュ :うわああああボクっ子ケモ娘だあああ!!! ボクっ子ケモ娘が良すぎて二の句がつげなくなってしまった……
ライカ :「えっと……ライカはボクの名前だけど、なにか……?」
ライカ :(立ち絵が現れる。明るい髪を後ろで二つ結びにした女の子だ)
スチュ :ボクっ子ケモ娘でツインテだああああああああああああ!! ばたばた!
アリッサ:ぼくッ子だと……パチパチパチ!
タイヴァ:ぼくっこけもっこ
ルナ :ケモナーが多いInterNet
アリッサ:Congratulation......!!
タイヴァ:幸薄そうなけもっこは、ガリガリなくらい華奢だとポイント非常に高い
GM :(すこやかなチャットを眺めて静かにうなずくGM)
ルナ :肋浮いてるぐらいの感じですか?
タイヴァ:そうですねぇ!!! あとあれね、手首から二の腕までほとんど直線みたいな細さとか! 肩の骨もちょっと出ててほしい。この立ち絵もなかなかいいとおもいますがもうすこしあると最高です。
どこで盛り上がってるんだどこで!! いやそのNPC創ったのは私ですが、私もとても好きです(静かにうなずく)
・少女の謎────
明らかに様子のおかしい「ライカ」のことを見たPL達……
アリッサ:ルンフォ知らないってことは、施設の外に出ることもほぼなさそうね
タイヴァ:するどい
ルナ :確かに……Drメテオールとやらは、ライカに対して愛情はあるが、実験体として扱ってる感じがあるな
スチュ :一般的な(?)実験体っぽいですね
タイヴァ:何も知らずに育った子メーカー
アリッサ:さっきからBGMが不穏なんで落ち着かないんですけど、何が起きるんです??
ルナ :いやもう不穏じゃなかった記憶がないよね
スチュ :王道の外道世界観がいいよ、GMの創るシナリオは
GM :王道の外道世界ってなんや……(困惑)
謎の王道外道トークが始まりましたが、この後キャラクターたちはライカのお誘いで、彼女の「白い部屋」へと招かれます。もっと不穏になるのよねぇ……
◆「016:白い部屋」────
・ドキッ♡ ライカのお部屋探検!────
PC達は、ライカのお誘いで彼女の部屋でお菓子を食べることに。しかし、彼女の部屋は真っ白で、先の彼女の言動と合わせて不穏さに拍車をかけることに。
本編文章────
そこは、真っ白なキャンバスのような、色のない部屋だった。真っ白な壁、真っ白な床。無機質な机と椅子。飾り気のないベッドが設置されており、部屋の隅に衣装棚が置いてある以外には、家財道具と呼べるものが見当たらない。あまりにも寂しく、異常な部屋だ。
PLトーク────
スチュ :厄い~~
タイヴァ:これは発狂
アリッサ:お豆腐部屋だぁ
タイヴァ:もしかしてマ●クラ
スチュ :マイ●ラの白い部屋はまあまあコストが高い
タイヴァ:白はそうだな……
GM :羊毛ブロックとか雪ブロックはめんどいしなぁ……
ひとまず、ライカが退出したので部屋の中を探索する模範的冒険者たち。
スチュ :スチュワートは良心回路が働いてて探索できないロボ。暗躍組に任せるロボ!
タイヴァ:セージなので任せた^ω^
GM :机に関しては、「小袋 薬品学判定15」「カードキー 冒険者+知力13」「引き出しの中 見識判定15」 といったところで判定できる
スチュ :セージめっちゃ活躍できるやん!
タイヴァ:見識判定~(コロコロ……)成功!
アリッサ:じゃあ薬品学判定で(コロコロ……)成功だ!
ルナ :んじゃあ冒険者+知力で(コロコロ……)成功
GM :OK,ではまずは引き出し。引き出しの中にはいくつか着替え用の服が入ってるようだ。
タイヴァ:♡♡♡♡♡♡♡♡♡
ルナ :ロボ幼女路線か
タイヴァ:かな~
スチュ :ロボで幼女でケモってすごいでしょ、属性過多ですよ 最高!
アリッサ:♡がシリアスぶっ壊してて草。でもロボなのにケモミミって
なんでだろう?
タイヴァ:趣味でしょ
アリッサ:納得した
GM :(納得されてしまった……)
その後、カードキーについてと、小袋の中の薬(劇薬)について描写をすると……
ルナ :おっと来たわね、GMお得意の薬漬け幼女
GM :とんでもない風評被害発生してて草。そんなこと、いままでしたこと(多分)ないよ!!
タイヴァ:あるんちゃうか?
GM :あったかもしれない…(不安)
GM :さて、しばらくすればライカが戻ってくるだろう。もどしても大丈夫かな?
アリッサ:私は大丈夫!
ルナ :キーだけパクるか
タイヴァ:スーハースーハーそうだなそろそろもどそう
GM :OKOK、タイヴァルドは逮捕かな
スチュ :さようなら、タイヴァルド 警察組織が残ってるかわからないけど……
※注意:これらは全てPLの発言であって、PCの発言ではありません。
・ライカの正体を語るシーン────
真っ白な部屋の中で、ライカが自身の役目をPC達に語ります。そんなシリアスシーンでのPLトーク。
ライカ :「────あのね、ボクは“ソラ”に行くために、ずっとここで訓練をしてるんだ」
スチュ :なるほど……
タイヴァ:宇宙にいきたいんやな。しかし魔動機として組み込むって感じなら、宇宙船のスーパー動力プログラムとしてライカを使うのかな?
ルナ :燃料みたいな?
そんな話から、魔動機文明時代の技術力について、話が流れていきます。
アリッサ:んー、魔動機文明ってどこまでいけてたんだろう
スチュ :うーん……天体についてまったくの無理解ですよね。宇宙は行けてないんじゃないかなって思うんだよな
タイヴァ:生活の利便性は(主に魔法とマギテックのおかげで)現代をワンチャン超えるけど、何かの測定を行うことに関しては意欲も知識もない。みたいなイメージある
スチュ :マナって資源があるから、逆に宇宙進出するうまあじもなさそう
ルナ :宇宙は神姫文明の時代もいってないんじゃないかなぁ……すべてラクシアの中の話なんだよね、神々の時代も。空の上なんて話してないし、太陽は太陽としか言われてないしね
アリッサ:望遠鏡はあるから、天体はあってもそこに行こうとまでは思ってないのかな?
スチュ :技術力はすごそうだけど、上は見てなさそう。もしかしたら、この施設の存在そのものが大破局を示唆しているのかも……そろそろ見上げてみよっかな~~~って人が出てきたから、ほなそろそろ潰しとくかみたいな……だいぶ陰謀論になってきたな
タイヴァ:すごい陰謀論でわろた、バベルの塔じゃんもう! ふーん、この施設が一定レベルまで来たらブチ落としたるかwみたいな……
アリッサ:まぁでも、それだけ飛ばせるってことは爆弾も飛ばせるし、軍事目的にも良さそう
GM :(にっこり)
なかなかに興味深いPL達のトークでした。実際、魔動機文明時代の科学力がどの程度なのか、具体的なものが示されているわけではありません。何かの記述で「現実世界の第一次世界大戦~二次大戦」くらいの技術力。と書いてあった気もしますが、
なお、ちょろっと触れられていますが、ライカが人間と魔動機とリカントの要素を併せ持つロボ幼女ケモっ子なのはきちんとした理由があります。人間が使う予定である魔航船の問題点を抽出するため人と同じ体を持ち、宇宙空間でも耐えられるよう頑健な肉体を持つリカントの特性を合わせ、さらに魔動機を直感的に操作するため、もっとも親和性の良いルーンフォークの特性を融合させる。といった、きっちりとした理由があるのです。勿論、元ネタである「ライカ犬」をイメージしやすいよう、リカントのような見た目にしているのもあります。あとは私の趣味です。
◆「018:カルディア」────
・Drメテオールが地下で倒れているシーン────
施設内に警報が鳴り響き、地下へと向かう4人とライカ。その先に、血にまみれ倒れているDrメテオールを発見した一行。
タイヴァ:回収が早かった
GM :フラグを立てたら忘れる前に回収しろってばあちゃんがいってたんだ
アリッサ:フラグびんびんでしたもんね
スチュ :フラグを立てるという行為がなされたなら回収はどれだけはやくてもいい、「俺、故郷に嫁さんがいるんですよ」、って言いながら頭を撃ち抜かれてもよい
Drメテオールはとてもいいひとでした。最後の最後で、彼は自身の信念に殉じて後悔のない道を選んだのでしょう。その先に、どんな結末があろうとも。
◆「019:剣は砕かれた」────
・魔導知能“カルディア”との戦闘シーン────
襲い掛かる“カルディア”に立ち向かう4人の英雄たち。先制判定はPCサイドが奪取し、先手を打つ!
ルナ :じゃあいつもの奴で(【ファストアクション】からの【ダブルキャスト】による【ファイアストーム】と【ファイアブラスト】連打)
GM :ぬぉぉぉぁあああ!!
しかし、今回は大量の触腕と高いHPを誇るエネミー。そう簡単には落ちません(とはいえ、この攻撃だけでも相当のHPが削られている)
アリッサ:ではまいる! 全力攻撃を2回使って……触腕を蹴りつける!
アリッサ:命中力/スカイブーツ (2D6+17+5) > 12[6,6]+17+5 > 34
アリッサ:命中力/スカイブーツ (2D6+17+5) > 6[4,2]+17+5 > 28
GM :まだまだぁ!!
GM :回避力判定 (2D6+3) > 12[6,6]+3 > 15
GM :回避力判定 (2D6+3) > 7[4,3]+3 > 10
GM :ふはは、1回回避! よく避けれたなこの触腕!
アリッサ:ダメージいくよ!
アリッサ:ダメージ 威力33[10]+39 > 2D:[4,6 5,6 2,1]=10,11,3 > 10,10,3+39 > 2回転 > 62
アリッサ:仕方ないので回しました!
GM :なにしれっと2回分のダメージだしてるんですか?
スチュ :じゃあ手番貰って、薙ぎ払い宣言! ってもう触腕一体落ちてる!さすがマスター!
GM :足が早いんだよなぁ……
スチュ :はい、では薙ぎ払いますよ! 触腕5体だ!
スチュ :(コロコロ……)命中値は33! 出目が良かった!
GM :(コロコロ……)ぬぅ、全部被弾した! ダメージどうぞ!
スチュ :ではダメージ!
スチュ :触腕A⇒威力50[9]+27 > 2D:[1,2]=3 > 4+27 > 31
スチュ :触腕B⇒威力50[9]+27 > 2D:[3,6 6,1]=9,7 > 12,10+27 > 1回転 > 49
スチュ :触腕C⇒威力50[9]+27 > 2D:[1,3]=4 > 6+27 > 33
スチュ :触腕D⇒威力50[9]+27 > 2D:[3,6 5,4 1,5]=9,9,6 > 12,12,10+27 > 2回転 > 61
スチュ :触腕E⇒威力50[9]+27 > 2D:[3,1]=4 > 6+27 > 33
GM :ちょっと回し過ぎでは?? マイナス3回転とかにしてもらいたい
そしてここから、魔導知能“カルディア”の手番。うぉぉぉ! ボスとしての威厳を見せてやれ!
GM :では触腕でアリッサを攻撃……(コロコロ)命中はそれぞれ23,26!
アリッサ:回避して……(コロコロ)む、15,20でそれぞれ被弾!
GM :ダメージは(コロコロ)23点と26点!
アリッサ:……被ダメージは3点です
タイヴァ:なんかカキンって音聞こえたな?
ルナ :草
GM :なんだこいつ……なんで全力攻撃が乗ってる攻撃をほぼ無傷で受けれる??
スチュ :なんか台詞が悪役っぽい
ルナ :草
GM :ま……まだだ、残る二本の触腕でさらに攻撃! 命中は(コロコロ)28と26!
アリッサ:1回目は回避、2回目はカウンターで! (コロコロ)……あっ、回避もカウンターも失敗した! でも、腕輪を破壊してカウンターは成功!
アリッサ:カウンターダメージは……あっ、ピンゾロった!!
GM :草ァ! ひとまず触腕のダメージを受けてもらおう……29点!
アリッサ:む、6点貰い!
GM :29点で6点しか入らんだと!? 何食べたらそんなに硬くなるのよ……ただ追加効果で、電撃ダメージを受けるぞ。2d点の雷属性魔法ダメージだ! (コロコロ)……6点!
アリッサ:じゃあ0点! 森羅魔法の「フォッシルアブソーバー」だけで相殺、因みにマックス12点でても、その他の相殺(フィールドプロテクション、消魔の魔石、トロールバイタルなどなど)で全部相殺されるよ!
GM :え”ぇ”!?(汚い声)
タイヴァ:アリッサちゃん電撃(というか魔法)効かないんだよな、こいつもしかして電気ドワーフか?
GM :なにその種族!!
ルナ :ピカチ●ーじゃん
GM :草、確かにピ●チューだわ……ぐぬぬ、しかしアリッサは触腕にからめとられたぞ!
スチュ :あーっマスターが大変なことに!
アリッサ:ジャスティスピンクは、いつもの事なのだ
スチュ :何その番組、録画しなきゃ
GM :ま、まだだ! 《ガン》を装備している触腕は後衛のルナを狙って射撃!
ルナ :回避無いからなあ、あたるよ
GM :打撃点は……うぉ、出目6,6で24点だ!
ルナ :回避失敗なんで、24点の……防弾で5、消魔で1、セービングで4、フォッシルアブソーバーで6、フィールドプロテクションで1……の17点軽減。8のダメージ
タイヴァ:17点軽減されてて大草原
スチュ :17ってもうひ弱なレベル2冒険者一人分くらいじゃね?
GM :ゲロクソ硬くてもう大草原ですわ
なお、その後はこれといった見せ場もなく“カルディア”さんはぼっこぼこにされて沈黙。悲しすぎる……! 完全に冒険者の実力を甘く見ていましたね。
GM :……アリッサの攻撃が命中! 戦いに使える触腕がなくなったので、戦闘終了!
アリッサ:おわりですわ、スカポごくごく(スカーレットポーションのこと)
GM :煽りスカポとは恐れ入った……
タイヴァ:煽りスカポで草生えた
なお、この戦闘での最も大きなダメージは、スチュワートが自分に使った「HP転換」で21点の自傷ダメージでした……くぅ!!!
◆「020:やくそく」────
・プラネテスはソラへと至れり────
戦いを終え、ライカを乗せた“フォルトナ”が地表を狙う弾道ミサイルを破壊すべく、宇宙へと飛び立った。その直後の出来事である。
本編文章────
『衝突カウント 10、9、8……』
無機質な声のカウントが始まり、とうとうその時が訪れる。カウントは3、2、1と続き『直撃……今』と、マギスフィアから音声が流れた。
PLトーク────
アリッサ:無事終われるように願います……
スチュ :祈りの無言だけどPLがちょっと心折れてる(不安すぎて)
GM :(ルミエルと弾道ミサイルが衝突し、空に沢山の流れ星が降るアニメーションをオンラインセッションの盤面に表示する)
アリッサ:星が流れてる!
スチュ :すごい……
タイヴァ:儀式メテオみもある
本編文章────
『爆発余波により、「プラネテス」が予定進路より逸脱。予定の周回軌道より、+32.195度の誤差が発生』
マギスフィアから流れる、無機質な声はこう告げた。
『ラクシア地表までの再突入時間は……────312年 4か月 12日と54分』
ただ淡々と、それは事実を告げる。
PLトーク────
スチュ :なるほど~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アリッサ:ああああああああああああ
スチュ :もう置き泣きしてる
アリッサ:これはすごい…
スチュ :こういうのまじきついよ~~~~きつい(好きの意味)
GM :君たちは選ぶことができる。300年の間、誰もいない宇宙を漂うことになるという事実を、彼女に突きつけるか、否か。
タイヴァ:3話にキレイに繋がりすぎる……
スチュ :なるほどな~~~~~~ウマイッッ
タイヴァ:ルナもわりとぎりぎり死んでるの良いやん
スチュ :ティエンスいなくてよかったですねある意味
GM :今回生き残るひといるかなーって年齢だけ確認して、誰も生きてなさそう…ってなって、それはそれで美味しいなって
タイヴァ:ティエンスいたら気軽に寝れるからなあいつら……
スチュ :あれ、ルーンフォークも休眠機能あるの? どっ、どうしよう……
GM :あるぞ……ただし、その場合は残り3人と別れて、全てを一人で背負うことになるけどなぁ
スチュ :アリッサはスチュワートに休眠を命じるか微妙なラインなんですけど……どうしますか?>あなたの好きにしなさいって言われたら絶対アリッサと死ぬけど
アリッサ:うーん……スチュ眠らせるか迷ってたんだけど……スチュに任せた!
スチュ :だめだキメランねえわ……ダイス!
スチュ :choice(寝る,寝ない) (choice(寝る,寝ない)) > 寝ない
スチュ :寝ませんっ!
と、実際の雑談ではPL達の想いがそれぞれ叫ばれていました。GMはそれをにっこりと眺めてました。美味しかったです。
・セッション終了後トークにて────
GM :というところで、おつかれさまでした!
アリッサ:おつかれさまでしたあああ!!!
タイヴァ:おつかれさまでしたああああああああああああ
スチュ :おつかれまでしたー!!!
ルナ :おつかれい!!!
スチュ :めっちゃよかったのと、GMがスチュワート拾いたいってなったらぜひ拾ってほしい
GM :拾ってもよいのなら拾う世界線も用意できますよ(※)
※今回の世界線では、最終的にスチュワート君がよみがえることはありませんでした。南無……
アリッサ:最後が良すぎた…
タイヴァ:これはシナリオぢからがつよかった、短編小説として読めるレベル
GM :さて、今回のセッション内容は、「今を生きる者たちの物語」で使用したキャラクターたち(エクシアやイリ、ヒスイやレイジィ)が知っている物として扱っても構いません。今回の内容を、彼女たちが“カルディア・グレイス”を通して全て教えてもらった。というような扱いですね。
スチュ :次回セッションの様子見ながら、任意のタイミングで都合良いようにそう言えば見たわって態度で触れてもいいのよね
GM :よいぞ!
タイヴァ:タイヴァルドは「故郷が吹きさらしの高山地域」ってさりげなく言ったのよね イリの故郷もコレなのよね。ご先祖様だ!ってなってじっくり見たことになるのは自然
GM :自分でほしい部分の伏線を埋め込んでいく これはベテランの動き
タイヴァ:いやぁ~~すごかったシンプルに
GM :おつかれさまでした! 超超過して毎度すいません!!!!!(この時、卓の終了予定時間を超過していた。申し訳ありません……)
アリッサ:最後がえもすぎた⋯⋯あえなくてすまんよ ライカぁ……
GM :それもエモ、これもエモ。この数時間でそこまで思ってくれれば、ライカもうれしい……。まぁソードワールドなので、ファンタジーいいとおもうんですが、たまにはこんなSF(スペースファンタジー)でもいいかなぁと
タイヴァ:魔動機文明時代綺麗にぶちこんできましたね~
と、このセッションの感想をやり取りしつつ、次回セッション「未来に進む者たちの物語」へと物語は繋がっていくのでした!
さて、「よりぬき! もっとPLトーク集 《010~020話編》」はここまでとなります。少し変わった形のリプレイとなりますが、本編と合わせて読んでいただけると嬉しいです!
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