第1話召喚されるバットエンド☆

ハイエースするって何?

ハイエース作った人達に申し訳ないと思わないの?

キャラバンするって言葉は無いのに…

ハイエースに乗っている人がみんな誘拐犯みたいな嫌な言葉を犯人は言っていた。

うちは人生で3回目の誘拐をされている。

大会の打ち上げでカラオケ行った帰りに人気のない道を帰っていたら急に車へ押し込まれた。近道なんかするんじゃなかった…

美羽は後ろ手の手首と足首に手錠を掛けられて口にガムテープを貼られて後部座席の足元に転がされている。

「ん…んん...」

犯人が見てない隙に手首を引き抜こうと頑張ってみるが手首が千切れそうな位引っ張っても手錠はビクともしない。手首だけでも自由になればドアを開けて外へ飛び出せるのに…

「JSゲット!しかも超可愛い!お兄さんと一緒にいい事しようね?」

この人達は小学生が夜に独り歩きしていると思ってうちを誘拐したらしい。うちは高校生だ。高校生って言ったら解放してくれないかな?

不意にうちの身体が光りはじめる。目が開けていられない眩しい…

光に視界を奪われた車の運転手はハンドル操作を誤り対向車線の大型トラックと正面衝突する。

ガッシャーン

激しく身体が揺さぶられる。身体が挟まれて身動き取れない…身体中が痛い…

光が収まってうちは異世界に召喚されたのだけど気を失ったままだった。

「勇者様は怪我をしているぞ!医者を呼べ!」

結果としてうちは両手両足がぐしゃぐしゃになってしまい手術で切り落としてなんとか一命を取り留めた。

手足の無い勇者など何の価値も無く王宮一室に放置されていた。

満足にご飯も貰えず傷口は膿で異臭を放っている…

「もう…殺して…痛いよ…」

うちはそんな事ばかり考えて過ごしていた。

数日後魔王軍が何故かこの城に攻め込んできて一気に制圧。

悪魔みたいな人がうちを抱きしめて涙を流している。後で聞いたら魔王だった。

魔物達(特に魔王)の献身的な看病によって傷は癒えて手が無くても魔力で物を動かせるし、足が無くても飛んで移動する事ができるようになった。

人間世界では不要品だったうちには魔王軍ではちゃんとお仕事があるらしい。

元勇者の仕事は魔王の子供を産むこと。

「うち魔王の子供いっぱい産むからね❤」

BAD END

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る