第150話 まったりタイム
脱衣所で濃厚なイチャイチャをたっぷり堪能したあたしたちは、シャワーを浴びて身も心もリフレッシュした状態でリビングのソファにもたれかかった。
「めちゃくちゃ気持ちよかったね~」
「はいっ、本当に気持ちよかったです」
火照った体に扇風機の風を浴びながら、二人して幸せそうな声を漏らす。
もしあたしとミミちゃんの日常がメディアミックスされることになったら、先ほどのシャワーシーンは間違いなく全面的にカットされてしまう。
普段のエッチに負けず劣らず、淫らに乱れてしまったのだから。
きっかけとなったのは、例のごとくあたしだった。
体を洗うためバスチェアに座ったミミちゃんを背後から抱きしめ、耳元で愛を囁きながら敏感なところを優しくかつ執拗に愛撫していたら、その勢いのまま……。
「この後、ミミちゃんはなにか予定ある?」
思い出しているとムラムラしてミミちゃんを襲いかねないので、強引に気持ちを切り替えることにした。
今夜はミミちゃんと晩酌コラボを行う予定だけど、当然ながらまだまだ時間がある。
「わたしは少しお昼寝しようかと思ってます。運動してシャワーを浴びたら、なんだか眠気が……」
そう答えている最中に、あくびを漏らすミミちゃん。
つられてしまったのか、あたしの口からも大きなあくびが出た。
「よかったら、一緒に寝てもいい?」
「いいに決まってるじゃないですか。むしろ大歓迎ですっ」
「やった~!」
こうしてあたしたちは、扇風機の電源を切ってからミミちゃんの部屋へ行き、ギュッと身を寄せ合って少しばかりの眠りに就く。
お昼寝だけど、おやすみのキスはもちろん何回もした。
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