もう一度君に会うために
クロリガ
一章 生まれ変わったその先で
プロローグ1
『ああああああぁああぁぁあ!!?!?』
とてつもない頭痛により目が覚め、突然のことでどうして激しい痛みに襲われているのも理解できず声が出せない〈リョウガ・アクアス〉は何故かいつもより豪華な装飾の天井を眺めていた。
『なんでこんなことになってるんだ!?』
少しづつ引いていく痛みに耐えながらどうして自分が知らない部屋で痛みに耐えているのかを思い出す。
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真っ白な空間の中で、早口で目の前の黒髪ロングな綺麗な女性がとても綺麗に腰を90度に曲げ頭を下げている。
『私の手違いであなたを殺してしまいました。ごめんなさい!!ゆるしてください!!!』
「ダメですね。」
『「………」』
二人だけなのに空気が固まる感じが凄い…。
…とりあえず今の状況を整理しよう。
・突然回りがなにもない白い空間
・何故か見たことない女性と二人きり
・目の前の女性が今にも泣き出しそう
この状況で今とるべき行動は…
「この場所はどこですか?」
『泣いてる女性がいるのにそこからですか!?』
しょうがないじゃないか。今は正直僕も余裕がない。こんなおかしな空間にいることを知ってそうな人に聞くこと以外考えられないのだから。
『うぅ…慰めてくれてもいいのに…』
「すみません。今僕も余裕がないものでして。」
『わかっていますよ…念のため心の声も全部聞き取るようにしていますから。』
えっとっ。今なんて言ったこの人?
『心の声も聞き取っていると言いました!』
堂々と心の中のぞくなよ!
『ひぃ!すみません!』
「あっいえびっくりさせるつもりもなくてですね…。」
て言うか本当に聞こえてるのか…
『すみませんでした何の説明もなく…気を取り直してまずは自己紹介から。私の名前は〈フーマ〉と言います。手違いであなたを死なせてしまった神様です。まずはお話を聞いてくれませんか?』
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