第4話
数日後に仕事の早さで 有名な引っ越し業者がドアをノックした
「いよいよ このアパートともお別れね」
悲しみとふっ切れた思いが交錯する
「松山 麗子さんでいらっしゃいますか」
聞き覚えのある声だった 業者を凝視する
そこには逞しくなった 政雄が花束を持ち
笑顔で立っていた
「政雄っ! あなた どうしていたの!」
驚きと嬉しさの入り交じった顔で号泣して
政雄を抱きしめた
政雄は麗子にキスして 「ごめんな 麗子にふさわしい男になるために 努力を重ねて大手の引っ越し業者に就職したんだ もう 大丈夫だよ 」と告白した
もう離れることはない 二人の絆 一人前の漢になって 麗子を迎えにきた
クリスマスの頃 教会の鐘が鳴り響き 神父に二人の永遠の愛を 誓った
聖母マリア像が慈悲深く 優しく見守っている
男が漢になった愛 一之宮 泰成 @soranohacobune0506
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。男が漢になった愛の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます