第1章 未来に来た理由
今は昔
今は昔のことだけれども
私は小学校の頃はいじめられていた。
好きな本も破られたりイタズラされたり。
人っていう人物が嫌いになっていた。
中学校の頃はいじめはなくなったけれども一人ぼっち。
これと言える友達もいなかった。
高校生の頃には友達ができた。
友達というのに恐怖心があったけれどもみんな優しくて、 心地が良かった。
私は高校二年生の時に初恋をした。
クラスではあまり目立たないけど影ではみんなのサポートをしていて思いやりのある人だった。
私はその人に告白をした。
彼は
「お前なんか嫌いだよ。もう話しかけてくるな。あとお前はみんなに嫌われてるぞ。そんなのも分かってないのかよ」
彼はそう言って私を置いて教室から出ていった。
あぁ、所詮はみんな建前。
「神様。私を20年後に飛ばして」
そう神に誓った時
目の前が白く光だし。
私は未来に吸い込まれた。
目が覚めた頃には公園のベンチにいた。
「あれ?私は」
周りには桜が舞っている。
季節は変わっていない
ここは家の近くの公園だけど変わってない。
「とりあえず家に帰ろう」
私は帰路を歩いた。
けれど少し違和感がある。
私は家の前に着いた。
そしてあることを確信した
昔と違う。
だって私の家が
変わっているから。
本当に未来に来てしまった。
私はどうすればいい。
とりあえず家に入ろう。
”ガラガラ”
家の鍵は閉まってない。
とりあえず2階にいって私の部屋に入らないと
階段をあがり私の部屋の前に着いた。
そして扉を開けた。
そこには
「誰」
おばぁさんのような人がいた。
「あなた....」
「え?」
「なんで昔の私がいるの?」
あぁ、この人は昔の私。
私たちは彩陽朋花なんだ
私はどうすればいい。
どうすればいいの?
この状況を説明すればいい?
未来に来たなんて信じられるの?
「昔の私。なにをしにここにきたの」
もう言うしかない
信じてもらえるか分からないけど。
これを言わないと何も始まらない。
「私は」
神に誓ったあの時から
「私は未来から来ました」
未来の恋 瑠愛 @ruea0309
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