黛さんちの六姉妹

鮎猫

長女の菊乃(私)です。

 突然ですが、私にはそれはそれは可愛い妹がなんと五人もいます。


 あ、その前にまずは、私が何者なのかを説明する必要がありましたね。

 最愛の妹たちを紹介したいがあまり、つい先走ってしまいました。しつれいしました。

 私はまゆずみという家の長女、名前は菊乃きくのです。

 父と母、それと私を含む六人姉妹の八人家族です。大所帯ですよね。自分の家庭のことながらびっくりです。頑張りましたね、お父さん。なにをとは言いませんけど。

 詳しくはプロフィールをご一読あれ!――なんですけど、現役の漫画家であることだけは伝えておきましょう。ちなみに年齢は二十歳です。若いでしょう?

 ではそろそろ我が愛しのリトルシスターたちを……え?なんですって?各話で紹介する妹を分けたいからもう少し自分語りをしろ……?まだ三百文字程度しか書いていないから、せめて千文字くらいは書いてくれ……?

 ……しかたないですね。ではちょろっと両親のことに触れておきましょうか。


 私たちの両親は共働きをしていて、父はどうしようもないクズですが母はとても立派な女性です。

 まぁ作中に出番があるわけではないですし、父がクズという以外ぶっちゃけ設定も考えていないので、両親の紹介は終わりです。我ながら早い!

 これで終わりというのもなんなので……そうですね、例えば年齢は……長女の私が二十歳なので、四十代ってことにでもしておきましょう。はい、決定。


 ……あと四百文字?ふむ……。

 あ、そうでした。

 私、とてもとても妹たちが大好きなんですよ。それはもう、好きで好きで好きすぎるがあまり部屋にポスターを飾ってしまうぐらい。

 ……あ、冗談ですけどね?

 ケータイの待ち受け画面は妹たちですが、妹を持つ姉(兄)はみんなそうしているはずですから、わざわざ言うようなことでも……え?待ち受けを妹にしていない……?

 またまたご冗談を。あんな可愛い生き物を待ち受けにしないなんて、あなたは一体今まで妹のなにを見てきたんですか?アホですか?人生損してますよ?

 百歩譲ってネコの画像とかなら許しましょう。可愛いですよね、ネコ。妹たちの次に、ですけど。当たり前じゃないですか。


「ねーさん」


 あ、妹が呼んでいます。

 では今回はここまでだそうです。

 次回からしばらくは私のプリティプリティリトルシスターズを紹介しますので、お楽しみに。

 あ、次回以降はちゃんと会話があります。地の文だけではないので、そのへんはご心配を。

 ではでは。

 長女のまゆずみ菊乃きくのなのでした!

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