其の八への応援コメント
14万字を超える長編作の完結、おめでとうございます!
そして、大変お疲れさまでした。
ホラーとしてだけではなく、サスペンスとしても心から楽しませて頂きました。
近づく何かの気配を描写することがお得意ですよね。
「やだ、やだ、もうやめて」
我が子が動く気配を感じるだけでもビクッと震えあがるほどに、毎話ドキドキハラハラしながら物語に引き込まれておりました。
雅紀が感じた「煌鷹と会うことは二度とないような気がする」という予感はここに繋がる伏線だったのですね。
なんというラスト。
予想を超える思いもよらない結末に、二人を迎え入れた湖の波紋と同じく私の心も一瞬乱されました。でもすぐ「そういうことか。雅紀の予感はここに……」と、見事な伏線回収にただただ驚き感激するばかり。
最後まで恐怖や不気味さを心から楽しませていただきました。
この出会いに感謝(*´▽`*)
ありがとうございました!!
作者からの返信
うわー、ありがとうございます!!
あのラストシーンは高校の音楽の授業で『トスカ』を観た時からどこかで使おうと思っていたものなんです。
で、トスカは主人公が悪役をやっつける場面だったので、できれば悪役どうしがいいなぁって。
煌鷹は公爵の手の上で踊らされていたわけですが、それは一体いつからだったのか……それはわかりません。
ありがとうございました!
其の八への応援コメント
TwitterのRT企画からお邪魔いたします。
長編は2万字相当部分ということで、ここまで読ませていただきました。
現状、物語が動き出したばかりであるこの時点でレビューはできませんので、読んだところまでの感想を簡単に書かせていただきます。
まさに近代のジャパニーズホラーな作品ですね!
1章の段階で2ch発祥の八尺様、杉沢村というネットホラーの代名詞と呼ばれるモチーフが登場し、テンションが爆上がりしました。
個人的に八尺様の鳴き声(?)である「ぽぽ、ぽ」もほしかったところですが、これは作品の雰囲気を壊しかねないのでしかたありませんね。
這いよるようなホラー演出がとても素晴らしかったです。
また、本格的な祝詞もかっこよかったです。
『魔女』という西洋魔術を思わせる名前を自称する少女が祝詞を唱えることに一瞬疑問はあったのですが、タイトルの『巫女』というのを思い出してなるほど~と思いました。
主人公の身代わりとなる人形を作るシーンは西洋魔術っぽさもあり、今後巫女要素と魔女要素が合体するような演出もあるのかな?と楽しみになりました。
気になった点は用語に対する説明のしかたです。
作者さんは多分、この作品を書くにあたってかなり勉強をされているのだと思います。
本格的な祝詞や、金枝篇のフレイザーが出てくるあたりかなりの知識をお持ちなのだな、と。
そのためか、私自身も自作でやりがちなのですが、『知識の披露しすぎ』現象が起きているような気もしました。
作中でヒロインがフレイザーのことを「知らなくてもかまわない」と言っていますが、その作品に今後必要にならない知識なら書かなくてもいいのかな、と。
(今後必要になる知識ならすみません💦)
むしろ、道祖神や庚申塔など、イメージしにくいものをしっかりと説明すべきと感じました。
オカルトや神社仏閣巡りが好きな方なら道祖神と言われてイメージできると思いますが、世の中には道祖神と言われてもイメージできない人もいます。
「道端においてある男女の石像」くらいの解説はあってもいいのかなと感じました。
私はイメージできないものがあるとすぐに調べてしまう性質で、そのたびに作品を一度閉じてWeb検索してしまいます。
その瞬間に物語に没入していたのが現実に引き戻され、「続きは明日でもいいか」となってしまうことがあります。
読者離れを防ぐためにも、不要な説明は省き、必要な説明をするのは大事かなと思いました。
作者からの返信
ありがとうございます。
もう、この章は本当に何者かに書かされたのではと思うほど、すんなりと書けたのですよ。
魔女には「賢い女」「異教の巫女」などの複合的なイメージを持たせています。小豆の家で祭っている神は最後に出てきますが、こちらも都市伝説由来で、まともでない神なので魔女、なんですよ。
どれを説明して、どれを説明しないっていう取捨選択は難しいですね……(汗
道祖神や庚申塔はありふれたものだと思っていたんですけど、言われてみればそうでないことのが多いですよね。
気をつけます。
今回はありがとうございました。