第24話 20210905「カクヨムコピーサイト論考、バージョン46リリース、週波Vol.126くらいまで」

 なみかわ「ここで閑話休題とは、とかうんちくをたれなかった俺をほめてほしいうぼあ」

 けいは「何週間かあけておいてそこからですか? そこからですか?」


 閑話休題(使うのか? ていうかもうちょっと脱線してから使うものだと思うが……)、いろいろあってしばらくカクヨムに何も書いていませんでした。その間にあれやこれやのイベントやできごとが過ぎ、8月中旬の全国的な豪雨の話とかもあったし、某アレの現時点ではまあまあ有効策であるワクチン接種がというのもあったし、そして表題のとおりバージョン46がこっそりリリースされていたりと(ようは誕生日)、あああと、デスクトップマシンが1台お亡くなりになったとか、そういうのがいろいろありました。


 平日昼間の仕事がアレすぎたってのもあるんですけど、ここでいろいろ書くのもストレス解消というか好きなことだったのに、ぜんぜんできてなかった。

 ・時間があって

 ・気持ちがあって

 ・書きたいことがあって

 そのあたりが自転車のカギみたいなまわすやつ、あれがかっちり揃ってないと、画面に向かえないのだなってあらためて思いました。

 これが仕事だとしないと進まないから(そして最終的にお給料もらえないから)向かわざるをえないんだろうなあとかぼんやり考えていました。7月~8月(そして今も)、46年ほど人間をやってて(社会人は23年くらいかな)、仕事について何度目かの、あらためて考えてました。


 ほんと好きなことをがっと書ける人はすごいなと思います。そして書きやすいUIとしてカクヨムがあることも。




***


<コピーサイトの感想>


 ぜんぜん知らなかったので、昼休みとかにTwitterを見てて、カクヨムからの発表でびっくりしたわけです。そして、仕事柄、あーそんなもんかーと、仕組みとかだいたい想像して、理論上ああやってこうやればだれでもコピーサイト作れるよねーと軽い気持ちで考えていました。


 ところがひさしぶりに「近況ノート」を見て、僕は考え方が(どっち?)なと気づきました。僕が見た範囲で、近況ノートでほとんどの人が、「作品を一時非公開にする」とか、もう流れてしまったので確認が取れないのですが「一旦カクヨムから作品を引き上げます(非公開ではなく削除?)」といったコメントまであったのです。


 WWWにあるデータは仕組み上、誰でもコピーが可能です。そしてウェブサーバの仕組みとか、それが入っているサーバー本体の仕組みとか、もうちょっと詳しい知識があれば、クローンと呼ばれる、静的コンテンツだけでなくフォーム部分とか入力してボタンをぽちっとなの挙動といった動的コンテンツまで、パクリが可能です。

 そのへん仕事柄仕組みをなんとなく知ってたので、軽く考えてたけど、作品を大事に大事にしている人たちにとって、そんな知識まったく意味がないと知りました。

 私はその最中さなかにいなかったので、過ぎ去った後ですが、非常に不快な思いをしながら、「でも技術的に可能だからなあ……」とあきらめてしまっていたかもしれません。


 とっても不安に思ったでしょう。

 そしてとっても、大事な作品が傷つけられていると思ったでしょう。

 デジタルの世界だから1文字寸分たがわず、パクられて嫌な思いをしたでしょう。


 残念ながら200%このようなトラブルを回避する方法は、いまのところ無いと思います。絵や写真の世界では、「電子透かし」といった技術があったり、プログラミングのソースコードでは、難読化といった技術もあったりしますけれど、小説のような文字ベース(プレインテキスト)として、いますぐこのような対策を打てるかというと、なかなか難しいです。


 あと個人的には、クローンサイトをやる方は、どのようなメリットがあってやるのかがよくわかりません。というのも、コピーするコストはあんまりかからないんですけど、そのコンテンツをどうやって、極端な話、儲けにしてうまい汁だけすすろうとしているのかが見えてこなかったです。広告を入れ替えるのか、あるいは間違ってログイン情報を収集するのか……? 前者も後者も(今回はサイトが日本ではないらしいんですけど)法的にアウトなんで、リスクは高そうです。--愉快犯だとしても、カクヨムユーザーの人には非常に嫌な思いしか残りませんね。


 日本の著作権法では、著作者人格権というのがあり、(何回か紹介したかも※)、これは譲渡やパクリは不可能です。なので、クローンサイトに載ったからといって、もう続きを書けないとかそういうのではありません。むしろ許可なくコピーして載せて(あと著者名消してるらしいので同一性を保持していない)、なのでめっちゃ怒っていいし、被害にあってつらいかもしれないけど、また、続きが読みたいので、作品を非公開にしていた人は、また公開してもらいたいです。


※ここに書いてました。

https://kakuyomu.jp/works/16816452219979024392/episodes/16816452221229685113

第19話 20210628「休養はだいじ、著作権について」


20210912追記

カクヨムの規約を本日20210912時点で確認したところ、

(第11条3項)

https://kakuyomu.jp/legal/tos#intellectual-property-right

「会員は、当社および当社から権利を承継しまたは許諾された者に対して著作者人格権を行使しないことに同意するものとします。」

という一文があります。これについては、おそらく運営さんとしては、作品の書籍化・メディア化に関して、タイトルやペンネーム、あるいは本文を修正することがあるし、あちこちに宣伝する際、作品を切り取ったりして紹介するだろうので、このへんの同意を先に取っておくような意味やと思います。(あくまで予想)


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