第四話 女の子の部屋とか初めてなんだが!?

前回の続き...

ちょ、もう神田さんの家の前まで着いたけど、

女子の家とか初めてなんだが。

え、緊張と興奮で心が満タンなんだけど。

正直、めちゃくちゃ嬉しい。最高の気分だわ。

ガチャッ、ドアが空き中に入る。

「私の部屋、2階の右端だから、先行ってくつろいでて。私飲み物とってくる。」

つーか部屋に入れてくれるとか、俺に気があるんじゃね。いや無いとは思うけど、ワンチャンね。いや無い無い無い。とりあえずこの状況を全力で楽しもう。

そんなことを考えていると、ガチャッとドアが空き、神田さんが中に入ってくる。

「飲み物、紅茶しかないけどいい?」

「うん、大丈夫だよ。」

あー、神田さん可愛いな。こんな人が彼女だったら最高だろうな。俺には無理か。

「それじゃあ始めよっか。」

「おう。」

正直このあとはあまり覚えてない。緊張しすぎた。

そんな中彼女が大事な話がある。と言い出した。

え、告白!?えっ、えっ!?

「告白だと思った?」

「思ってない、思ってない。」

「実はね私、優吾くんが好きなんだ。」

「そ、そーなんだ。」

くそっ、優吾のやつずりーやろーだなー。

「そ、それでさ、優吾くんって好きな人とかいるのかな?」

「そーゆー話は聞いたことないな。」

くそ、俺のことも聞いてくれ。

「そっかぁ、良かった。」

「良かったね。」

何故かすごい心が痛んだ。

はぁー、神さま俺のことが好きな女性はこの世にはいないのだろうか。

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