第二話 ヒロインは転校とともに

はぁー今日もいつも通りの日々か。

楽しいことないかなー。

ガラガラガラ

そんなことを考えていると扉が開き、先生、そして美人な女性が入ってきた。

えぇっ、何この美人

動揺していると

「神田蒼と言います。よろしくお願いします。」

とだけいい、先生に言われた席に座った。

あまり愛想の良くない感じだったけど、美人だし休み時間は色んなようキャどもに囲まれていた。

そんなことはさておき、放課後。

僕が所属しているゲーム部(部員僕だけ)に恋愛ゲームしに行くと、神田さんがいた。

「なんで神田さんがここにいるの?

ここはゲーム部の部室だよ。」

と僕が言うと彼女は

「知ってる。」

とだけ言った。

僕が何気なく彼女のパソコンを見ると恋の終止符は赤裸々にと言う恋愛ゲームをやっていた。

僕はびっくりして、

「わー、恋の終止符は赤裸々にじゃん。

面白いよね。僕も好きなんだー。神田さんも

恋愛ゲーム好きなの?」

と聞くと、

「うん。」

とだけ言ったその横顔は微かに笑ったように見えた。

すると神田さんは立ち上がり、

「また明日。」

というと急に顔を赤らめ、

「今日見たこと誰にもいうなよ。」

と言い部室を後にした。

「美人な女性と話せるなんて、たまには神も仕事するじゃん。」

部室で1人つぶやいた。

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