慙愧

僕はこんなことも出来ないのか

あれほどの努力を積み、あれほどの時間を費やした。

それなのにこんな簡単なことも出来ないのか。

他者と比べ自分が劣っているなんて考えは既に捨てた。

そうではない。

今は自分がこんなに出来ない、絶対的に出来ないのだと悔しい。

何故だろう。

傾向は学んだ、対策もした、演習もした。

完全に身につけたと思った。

でもそれは思い上がりだった。

自分には出来なかった。

ただその事実が僕を慙愧に至らせる。

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