第3話 カミングアウト

「先生、俺この世界で生きていた記憶があるんだ」

ハヤトの最大の秘密を打ち明けた。

「はい?」

先生が思考停止している。

「それホントなの……?」

「はい、前世の父にもあって来ました。」

「ちなみに前世の名前は?」

「ルイ・フォン・シルフォードです」

「え……」

「?」

「それはホントなの?」

「はい」

「まさかハヤト君がルイ様の生まれ変わりなんて……」

「あともう1人いるんだけど思い出せなくて」

「あはは……」

「ちなみに次期皇太子でもあります。」

「皇太子?」

「はい、父上にそう言われました。」

「そうだったの。」

ハヤトの秘密をカミングアウトして、それから数十分固まった先生であった。

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