第二話 人員召喚そして急展開
数年着
俺とファタジアは12歳、ルカは15歳、レーナ11歳になった
あれから一般市民や貴族の大半の態度一変した
一般市民は遠慮がちになり、貴族同士の会話で広がったのか王国などにいる貴族の「大半」は高圧的な態度をとっている
「はぁ、市民はまだしも貴族の大半はほんとにゴミだな」
俺がそう思っていると
「兄さん」
レーナに呼ばれた
「どうした?」
「…ん」
レーナは両手を広げた、長年一緒にいたからわかる、抱きしめてほしいのだ
「しょうがないなぁ」
ぎゅっとレーナを抱きしめる
「ふふ♪」
「レーナはもうそろそろ兄離れしたらどうだ?」
「いや」
「俺もやだ」
ルカやファタジアよりくっついてるレーナだったがために、すっかりシスコンになってしまった
「称号にある通り本当にブラコンだな」
なんか最近隣に極がついたけど
「兄さんはシスコンでしょ?」
「そうだな」
「兄さん、レーナのこと好き?」
「好きだぞ」
「…ふふ♪」
いつも通り甘ったるい雰囲気を出す二名だった
オリビア領 山
俺は射撃する時や実験に時はいつもここにくる
ホルスターからベレッタM92fを抜き取った、そして構え
「…ふう」
パアン
乾いた炸裂音が周囲に響いた
ベレッタをホルスターに戻し、腰にあるもう一つのホルスターからM45A1 CQBPを抜き取った
そして構え
「…っ」
バァン!
M9FSの9mm弾より強力な.45ACP弾を使用してるため威力も反動も強力だ
続いて連続で撃ってみた
バァン!バァン!バァン!バァン!バァン!バァン!バァン!
弾切れになり、素早くリロードを行いホルスターにしまった
「わお、板が木っ端微塵だ」
「(そろそろ人員や施設を召喚しようかな)」
「(よし、やろう…だけどここはちょい目立つからもうちょっと奥に行こう)」
そう思い、ディスプレイから89式小銃を取り出した
俺はそのまま警戒しながら森の奥に進んでいった
数時間後
「ここならいいか」
森の奥に進むと少し広い場所に出た
「よし…まずは60人ぐらい陸軍軍人を召喚しよう、最初は日本人で」
そう思い、ディスプレイを操作して決定を押した、すると前方がひかり、ひかり終わると迷彩服3型を着た隊員50名が現れた
「「「はじめまして、総司令官!!!」」」
そう大声で言われ、びっくりして少し後ろに下がった
俺は少し咳をし
「はじめまして、これからあなた方の総司令官になるユート・オリビアだ、まずあなた方の隊長に当たる人が出てきてくれ」
俺がそう言うと、黒髪ロングの女性が来た
「君が隊長か?」
「はい、私は黒崎 光と申します。階級は三等陸曹です」
「はじめまして、早速あなたに仕事を与えます、まず各分隊ごとに分けさせ、そこから分隊長を指名してください」
「了解」
数十分後にはもう編成ができていた
「分隊長、集合!」
俺がそう言うと、素早く俺の前に来た
「まずは名前を伺いたい」
「第一分隊長 赤城 はじま一等陸曹です」
「第二分隊長 白神 春人陸士長です」
「第三分隊長 宮城 一郎陸士長です」
「第四分隊長 一ノ瀬 カレン三等陸曹です」
「第五分隊長 一宮 愛花三等陸曹です」
分隊は12人体制である
「これより第一分隊から第五分隊で第一小隊とする」
「「「「「は!」」」」」
「黒崎一等陸曹、あなたには副司令官となってもらいたい、それに伴い階級を中将に昇格する」
「了解!」
「ではこれから小銃と弾薬、拳銃と銃剣と背嚢を配る」
数十分後
「全員持ったか?」
「はい」
「諸君、これから外国の軍人も召喚することがあるので階級を統一する、曹クラスまでは自衛隊のを、尉クラスから外国の階級を使用する、そして軍隊も陸軍、海軍、空軍とする」
「総司令官、なぜ曹までは自衛隊のを?」
「まあ元日本人であるからってのもあるし少しでも自衛隊感を出したいからな」
「なるほど」
「では、ここに拠点を作る、総員俺の後ろへ行け!」
隊員が背後に行ったことを確認したら、ディスプレイを操作し、陸空軍基地を召喚した
名前の通り、陸軍も空軍も使うため、滑走路があり基地全体が大きい
「総司令官、こんな未知の森に巨大施設はまずいのでは」
「人員召喚する前にここ一体をドローンやプレデター、グローバルホークで確認したが驚異となる物体はいなかったし、24時間監視や地雷、電熱フェンスをはっているから大丈夫なはずだ」
「そうゆうことですか」
「では第一小隊、向かうぞ」
「「「「了解」」」」
数日後
あれから風力発電や太陽光発電、空軍人員やF15、A10、P3C、P1を召喚し警戒管制と訓練をさせた、陸軍は大隊レベルの人数を召喚した、陸軍には10式戦車と90式戦車、M1エイブラムス戦車や19式装輪自走155mmりゅう弾砲と高機動車と多連装ロケットシステム 自走発射機 M270 MLRSやその他兵器(対空兵器や対地兵器などなど)を召喚した。
俺は一旦家の戻り家族や幼馴染などに森は行くなと伝えた
最初は困惑していたが、すぐに了承した
そにあと俺は基地に戻り、黒崎副官と今後の方針を話していた
「まずは人工衛星とそれに伴う専門部隊を開設するべきかと」
いくら10式戦車など高性能なものがあっても人工衛星でGPSを確立させないとダメか
「目標としては国家建国だが…ここは森林が多く、ロケットも撃てないし、国家もできない…」
流石に開拓などをしたらバレるだろうしな
「ならば、東の奥にある島をもらったらどうです?」
「無理だろ…」
この王国の東には海が広がっておりそこに小さな島があるのだが、もちろん王国の所有物だ、そんなところを占拠か購入したとしても建国なんかしたら色々問題がある。
「…よし、ならまずはF15とP1で海を調べてそこに最低でも台湾のような大きさがある島があるか調べさせよう。もちろんここの市民にはバレずにな」
「了解」
そう決定した直後、基地内に警報音が発令された
-緊急事態発生、西からモンスターの大群が迫ってきている。空軍はスクランブル待機、総司令官は直ちに司令部本部へ来てください-
「すぐに行こう」
「了解」
陸空基地 司令本部
「総司令官入られます」
「状況は」
「グローバルホークで確認したところ、大型生物および人型生物や狼のような生物の大群がオリビア領に侵攻しています」
「目標地点は…街だよなぁ」
「はい」
「到着時間は?」
「早くて明日、遅くて数日後です」
「わかった、俺はお父様に連絡してくる、空軍はスクランブル待機、陸軍は機甲科部隊を先頭に出撃せよ、何かあれば無線で知らせてくれ」
「「「了解」」」
俺はそう言い、すぐに向かった
家 執務室
「お父様!」
俺はドアを強引に開けるとそこにはファタジア、ファタジアの家族、レーナ、ルカ、お母様やメイドのリーナ、ルカが通っている学園長がいた
「…え?」
「よかった、帰ってきたか」
お父様はひどく安心したように息を吐く
「兄さん!」
レーナはいきなり飛んできて抱きしめられる
「どうしたの?」
「それがいきなりモンスターの大群が現れてね、住民の避難や民兵と冒険者の招集、王国への救難魔導信号を出してたところなんだ」
通りで市民が慌てたわけだ
「だが守れるのか?」
そう言ったのはファタジアのお父さんである
「…わからん」
「…そうか」
「わ、私たちも行くよ!」
ふたりが暗い顔をしてた時、ルカがそう言った
「私たちなら倒せるよ!」
「…倒せる」
ファタジアとレーナもそう言った、だが
「…いいか?3人とも、訓練をまだやっておらず、ルカ君はもう学園に通っているが、まだ初歩的な訓練しかしてない、いくら強力な力を持っていてもそれを制御しなけいれば意味などないのだよ」
学園長がそう言った
「「「…」」」
みんなが暗い顔をしていた時、無線から通信が入った
-こちら第一戦車小隊、配置についた-
-こちら第一小隊、配置についた-
-こちら第一高射機関砲小隊、配置についた-
「ん?ユート、それはなんだ?」
お父様は指を刺した、無線機のことか
「これは無線機といい、遠くの人と話すための機械です」
「魔道通信具ではないのか?だがそれだとユート君は使えないし」
学園長がそうこぼした、実際この世界の人から見ると魔道具のように見えるだろう
「いいえ、これは魔道具ではありません、それとお父様」
「なんだ?」
「化け物の対処は我々に任せてくれませんか?」
お父様は驚愕し
「無理だユート君!あんな数を倒せるわけない!」
ファタジアのお父さんがそう言った。ファタジアの父はお父様と同じく騎士団に所属しているからあの数は無理だと直感で分かったのだろう
「…何か手はあるのか?」
「エルス!」
「
「ユート、何か手はあるのか?」
「はい、説明は後ほど言いますのでまずは、ここの軍事通行権の許諾とこの領地に我が軍の兵器の配置を許可してくれませんか?」
「…待って、軍事通行権?なんでそんなもの必要なの?」
レーナが疑問を発言した、他の人もそう思っているだろう
本当はもう少し隠すつもりだったが…
「俺の能力に特殊属性あっただろ?あれを使って軍隊を作ったんだ」
「「「「「!?」」」」」
みんなが驚愕した、それもそうだろう、みんなあの能力はお世辞にも役に立つとは言えないと思っていたからだ…この世界の標準では
「…わかった、軍事通行権やこの私有地にユートの軍隊の兵器を置くことを許可しよう」
「ありがとうございます」
数時間後
家の庭には
87式自走高射機関
19式装輪自走155mmりゅう弾砲
203mm自走りゅう弾砲
多連装ロケットシステム 自走発射機 M270 MLRS
中距離多目的誘導弾
96式多目的誘導弾システム
が配置されており
上空では
UH60
MH60
AH64D
AH1S
CH47JA
F15E
F2
F35B
が空を飛んでいた
「こ…これは…」
お父様だけではなく、全員が驚いていた
なんせこの世界では存在にしない兵器群がここにあるのだから
「一体どうゆう原理で動いているのだ?魔法か?だが一切魔力を感じられない、ではなぜ…」
学園長がぶつぶつ言っており
「ちゃんと乱れなしで止まってる」
リーナはそう言い
「すごい、綺麗」
お母様はそうこぼし
「「すっごい!」」
ファタジアとルカは目をキラキラさせながら見ており
「…流石は兄さん」
レーナは俺の腕にしがみつきながらそう言った…レーナさん?
「総司令官、作戦の準備が完了いました」
「…ム」
副官である黒崎がそう言った…レーナさん、力をいれないでくれませんか?あなた様の豊富なアレが当たっているのですが…
「わ、わかった、0400に作戦を実行する」
「は!」
黒崎は敬礼し、その場を離れた
「…泥棒猫」
レーナさんや、そろそろ話してくれませんかね…
0400時
作戦内容はこうだ
第一段階
特化部隊と機甲科部隊による砲撃
着弾着すぐさまミサイル班による攻撃を行い、敵群後方と中央を完全破壊
第二段階
上空の敵を高射機関砲と空軍兵器で迎撃し、敵の前方群を爆撃機による空爆で壊滅させる
最終段階
残りの敵をアパッチやコブラ、普通科大隊で壊滅させる
必要であれば航空戦力を出す
「作戦開始」
「作戦開始!」
俺がそう言うと作戦指揮官が復唱し、作戦が開始された
数秒後、砲撃音が聞こえた
-ちゃくだーん、今!-
また数秒後、今度は爆発音が聞こえた
「こちら作戦指揮官、ミサイル班に通達、ミサイルによる攻撃を開始せよ」
-ミサイル班から作戦指揮官へ、了解した-
その直後、外から爆音が聞こえた、ミサイルが発射されたのだ
レーナたちは緊張した様子で映像を見る
「(さっきまで映像に驚いてたのにな)」
「ちゃくだーん、今!」
ミサイルが敵後方と中央に落ちた
「第二段階に移る」
「了解、各員に通達、第二段階へ移行せよ!」
作戦は着々と進められている
戦闘機パイロットside
「了解、第二段階に移る」
無線チャンネルを味方部隊に移し
「おい聞いたか野郎ども、第二段階に移った、高射機関砲共に迎撃数を取られんなよ!」
-イエア!-
-やってやろうじゃねえかこのやろう!-
-こちら高射機関砲部隊、舐めてかかると痛い目に遭うぜ-
「へ、やってみろや!エンゲージ!」
「「「FOX2!」」」
それと同時に高射機関砲から的確に援護射撃が行われた
数分後
-お、きたぞ!-
「おお、カラス集団か」
右を見ると日の出ととにB52爆撃機が5機飛んできた
その直後
-こちらカラス、爆撃を開始する-
下を見ると爆撃跡がどんどん形成されていく
-うっひゃぁ-
-高射砲部隊は?-
-先に帰ったぞ-
-ok-
「こちら戦闘機部隊、RTB」
-コピー-
ユートside
「…」
レーナ率いる異世界組は驚愕していた、この世界であんな爆発をすることができるのは上級魔術師か数人しかいない
「これより最終段階に移る」
みんなの驚きを放置し作戦指揮官はそう発言した
「よろしいですね?」
「ああ、やってくれ」
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