第二話
やぁみんな、リュートだよ!最近の悩みは寝る事とミルクを飲む事しかやる事ないからめちゃくちゃ暇な事かな…!
転生して半年経ったけどめちゃくちゃ平和でやる事がとにかくない
母のカーラからミルクを貰って、たまに姉のサラが遊びに来て遊んでくれる以外あとは寝てるだけだ
「バブー…」(暇だなー)
「りゅーとげんきない?」
「バブバブバブー」(そんな事ないよ〜、姉上は優しいな〜)
「サラはおねえちゃんだから、なんでもそうだんしていいからね!」
「バブー…」(まだ3歳なのに頼もしいな…姉上は)
「リュート入るぞ〜」
「あらまたリュートと遊んであげていたの?」
「おとおさま!おかあさま!うん!りゅーととおはなししてたの!」
「あらそうなのね、でもそろそろお昼も過ぎたから魔法の適性の儀を受けに行きましょうか」
うん?魔法…?
「え〜もっとりゅーととおはなししたいな…」
「ふふ、また明日のお楽しみにしておきましょう?それに魔法の適性はとても大事だからね」
「そうだぞ〜?適性次第でどんな魔法が使えるか決まるからな!まぁサラなら心配しなくてもいいだろうけど!」
父上は親バカだな…
「は〜い…じゃあね!りゅーと!」
「バブ…」(ああ…)
「それじゃあ行ってくるわねリュート、いい子にしててね?」
「帰ったらいっぱい抱っこしてやるからな〜じゃカレン、リュート頼んだ」
「はい、行ってらっしゃいませアルト様、カーラ様、サラ様」
カレンはレギオス家の、更に言うと俺の専属メイドだ
茶髪でポニーテールの綺麗な女性だよ!
そうして3人が部屋を出ていった
えっ魔法…?まほうってあの?そうだよな…ここは異世界だ、魔法があっても不思議じゃない。はは!
異世界最高!マジか魔法使えるのか!えっもしかして今魔法使える?テンション上がってきた!
よし早速使ってやるぞ〜!いくぜ!ヘルファイヤー!!!
あっ…すみません勢い余って魔法じゃなく大が出ちゃいました誰か助けて
「むむ、どうしたんですか坊っちゃまいきなり泣き出しちゃって。ああ…なるほどオシメ替えますね」
ふぅ…カレンがいて助かった、一応部屋には常に専属のメイドのカレンがいて色々世話をしてくれるのでありがたい(申し訳なくなるけど)
…
…
さて魔法があるならこの暇な時間を潰せるぞ…だけど問題はどうやって撃つんだろ、やっぱり魔力的な物もあるんだろうか?
「…ふぅ」
こういう時は目をつぶって集中すると自分の中の魔力的な物を感じ取れるというのがテンプレなはず…
うーん…うーん…ない…ないな…うーん…すやぁ…
はっ!危ない!寝てしまう所だった…
恐るべし赤ちゃんボディ…てか全然魔力的な物を感じ取れないぞ?もしかして魔力が無かったりして…
それだと成り上がり系の物語がスタートしてしまうんだが?!そ、それはまずい!俺には向いてないです!
それはそれでのんびりセカンドライフが出来そうだけど、父上も母上も姉ちゃんもカレンも執事も皆いい人達だからな。それは無いと信じたい
それに前世のような孤児にはなりたくないし…時間だけはあるんだ、何とかして魔力を感じ取れるよう頑張ろう
「何かに集中していらっしゃいますね、坊っちゃまは可愛らしいです。ふふ」
カレンが頭を撫でてくれる
こんな美人な人に頭を撫でて貰えるなら赤ちゃんも悪くないな
「あだー」
早く言葉を話せるようになって、お礼を言いたいな!
魔力と同時進行で特訓しなければ
そうして一日が過ぎていった
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