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  • 青い瞳、青い空への応援コメント

    誰にも触れられたくない部分を、懸命に庇いながら生きる二人。
    高校生というあまりに危うく脆い時間を、丁寧に描いていたのが印象的でした。
    青い目が、ではなく、英語の成績が悪くて弁当を一人で食べていて他人に踏み込まないことを大切にしている彼の青い目が、美しいんですね。

    作者からの返信

    吉田ヒグラシ 様

    拙作をご覧いただき、コメントまでいただきまして大変恐縮です。

    この作品を書いた3年前当時に、自身の高校時代の(遠い)記憶を掘り起こして描いた作品です。
    10代の後半というのは、自身のグラついたアイデンティティを形成していく大事な時期であったような気がします。
    それでも、その思考を、時に他人の無意識に踏みにじられたり、傷つけられたりすることも往々にしてあった。
    苦しい、そんな時期でした。

    それをもし、こういった同じ種類の思考を持った友人がいたら、少しは気持ちが安らいでいたのかもしれないな、と。
    青い目を持つ、けれど人間味のある主人公に自分を重ねて、希望を込めて描いた作品でもありました。

    古い作品ですが、時間が経ってもこうして読んでいただける人がいるのは、とても感慨深いです。
    とても励みになります。

    改めまして、本当にありがとうございます。

    赤月瀾