第27話 本当はTwitterであげる予定だった小ネタ集(5)
さあ、この人気のコーナー(そうなの?)も第五弾です。
ドンベイの後のせ天ぷらのようにサクサクといきますよ~♪
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その17
優れた小説家は人との付き合いを大切にする。
特に感性は常に変化するものであり、同年代と会話するより、若者と会話をした方が最新の感性を感じ取れ、執筆が今どきの文体のようにイキイキとしてくるのはご明白であり……、
「そうなのか、でもこの星にはロボットしか住んでないぜ?」
……小説家の感性を磨くためのツールとして役に立つだろう……。
「それに俺は小説家じゃなく、レベッカと冒険家を目指しているからな」
「何してんのよ。今、Twitterしてる場合?
行くよ、シキ」
「おう!」
以上、大人気漫画『エデンズゼロ』からのネタでした。
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その18
「さあさあ、上がっていってよ」
「お邪魔します」
今日、家に初めてできた彼女を連れてきた。
初めはむさい男の部屋なんて嫌だろうなと思ったけど、
彼女は何も気にせず、
『好きな人の部屋が嫌な人なんていないよ』と優しく微笑んでくれた。
うう、でも二人きりだと緊張して何を話していいか分からないな。
「そうだ、音楽でも聴こうか」
「うん」
僕は緊張の面持ちか、特に気にもせずに、いつものようにラジカセの再生ボタンを押した。
『お兄ちゃん~♪』
スピーカーから部屋に響き渡る甘い幼い声。
「「はあ!?」」
二人の空気が凍りつく。
『ぎゅっとして、もっとして、ぎゅっとして、ハグして~♪』
「もうこんなハレンチな曲聴くなんて最低!!」
「ああ、これは違うんだ!!」
「変態さんとはさようなら!」
「おおぅー、アイルビィーバーク!?」
オタク兄貴よ、頼むから僕のプレイヤーでゲームの萌えソングは聴かないでくれ……。
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その19
十五夜お月様のお祭りの日。
一人の男性が団子を食べながら満月を満喫していたら、
突然、苦しみだし、口から泡を吹き、その場に倒れこんだ……。
「被害者は80代の男性ですね」
「死因は団子に含まれた毒物か?」
「いえ、団子を喉に詰まらせた窒息死のようです」
「そうか、じいさん……。
茶髪にアロハシャツなんか着て、若者ぶって、肝心の入れ歯をはめていなかったか」
その場に駆けつけた警察官は、この事件を事故として穏便に処理をした。
本当にありそうで怖い話だな……。
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今回はリアルで実際にありそうな内容のドラマ仕立てで攻めてみました。
ご視聴ありがとうございました。
整理券を持って、またのご来場をお待ちしておりま~す♪
ハイよ、シルバー。
パカパカー♪
(白馬の足音)
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