第12話 異世界恋愛が書きたいのなら
小説で異世界恋愛が書きたいけど、よく分からない。
どうしたら上手く書けるのかというお悩みがありました。
書けなくて当たり前なんです。
私たちは人間でこの現代社会に根を下ろしているのですから。
むしろ、よく分からないからと強引に突き進めても逆効果です。
分からなくても頭を悩ませてプロットを作って永遠に想像の華を広げて……それは時間の無駄です。
人には不向きな部分もあります。
例えば学校の授業で数学が苦手だったとします。
あなたは試験で良い点を採ろうと必死に勉強するでしょう。
でも、数学を好きになろうじゃなく、この壁を突破してみせようと、まっすぐに頑張るはずです。
それは正当な理由でもあり、好きでもないのに、わざわざ寄り道をしながら他のテストに出ない範囲の数学の問題をやりますか?
その道から強引に外れて、進学予定もない海外の大学の数学の問題集に手を出したりしますか?
それと一緒で異世界恋愛を書くのも難しいです。
今までに経験したことがない世界観ですから。
無理矢理、書く必要はないと思います。
それに異世界恋愛を書いてみて、合わないなと感じた時点で小説家としてレベルアップしています。
ただ黙々と同じような創作ではなく、新しいことに挑戦しようとしたのですから。
その心意気は大事です。
その感性を大切にして下さい。
それでも異世界恋愛が書きたいと思うのなら、周りの方々が作ってきた映画作品などを見てみましょう。
この世界は創造主の作品で溢れています。
目で見て、耳で聞いて感じ、先人の作品に対して目を通して見るのです。
私はそのような題材からヒントを得て、異世界恋愛を書いてきました。
執筆も仕事と一緒です。
先輩の行動を見よう見まねで真似をすることから始まって、オリジナルの作品を作り上げていく。
ここの部分は変わらないです。
後は失敗かと思っても途中で辞めないこと。
最後まで書ききってからでも、いくらでも後から修正は出来ます。
例え、異世界恋愛の話じゃなくても、手元に素晴らしい1本の作品が出来ている。
これほど自信に繋がるものはないですし、今回はこうだったから、次はこうしてみようという新たなる考えが浮かぶはずです。
実は私もその一人であり、当初はラブコメメインで書こうと書いてみたにも関わらず、数々の長編作品がファンタジー色に染まったというほろ苦い経験があります。
でも、その経験を生かしてきた結果、あの短編の731(セミ)小説などの異世界恋愛を書けるようになりました。
とにかく異世界恋愛が書きたいのなら、書くしかないんです。
自分の実力をものにするためにも頑張ってみて下さい。
私も心から応援しています。
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